この間まで、人工心臓移植は一時的な救済でしかありませんでした。でも、先日イタリアの15歳の少年が世界初の永久人工心臓を無事に受け取ったんです。 彼は、筋肉がやせていく「デュシェンヌ型筋ジストロフィー」を患っていたため、生体心臓移植を受けることが出来ませんでした。そこで、ローマの医師が彼に永久人工心臓を装着することにしたんです。 医師は、長さ4センチの電気的に作動する油圧ポンプ「心臓」を彼の左室に挿入しました。彼の左耳の後ろにあるプラグと、ベルトに装着されたバッテリーは、彼の心臓を動かし、あと20年から25年の人生を彼にプレゼントしました。この手術がなければ絶対に手に入らなかったものです。 ちなみに、この写真は世界初の人工心臓。1969年に患者が提供心臓を待つ64時間の間、彼の心臓として装着されたものだそうです。これを見ると、この41年間で医学界がかなり進歩したんだなぁって思いますよね。 ド
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