前評判の高さに反して「伸び悩み」が伝えられてきた電子書籍業界だが、ここに来てようやく変化が出てきたようだ。 「電子書籍元年」と騒がれた2010年から4年目、相次ぐ参入やスマートフォン・タブレットなどの普及も後押しし、売れ行きも徐々に伸びているようだ。 50歳未満の半数が電子書籍経験あり 電子書籍に関して、配信サイトなどには具体的な売れ行きや販売規模などを開示していないところが多く、はっきりとした数字はわからない。それでも、各社の断片的な発表からは、その市場が着実に伸びていることが見て取れる。 たとえばMMD研究所が2013年1月30日~2月1日にかけ、20~49歳男女673人を対象に行った調査では、電子書籍の利用経験があるという人は56.8%に達した。試しに読んだ、程度の人も少なくなかったが、うち半数近くは1か月に1度以上のペースで電子書籍を購読していたという。 「電子書籍元年」と騒がれた
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