【コピアポ(チリ北部)=堀内隆】南米チリ・コピアポのサンホセ鉱山で起きた落盤事故で地下に閉じこめられた作業員33人を引き上げる作業が12日夜(日本時間13日午前)始まる。8月5日の事故発生から69日目。同月22日に全員の生存が分かって以来、2カ月近くにわたって続いた救出作戦が、最終局面を迎えた。 12日午後に現場に入ったピニェラ大統領は記者会見で「午後8時ごろに救出が始まる」と語ったが、午後8時前になってゴルボルネ鉱業相が「まだ準備が残っている」として先送りを発表。現在、救出用カプセルの点検が続いており、救出開始は12日午後10時(日本時間13日午前10時)ごろになりそうだ。