噴煙をあげるアイスランドの火山(2010年5月8日撮影)。(c)AFP/Halldor Kolbeins 【11月2日 AFP】アイスランドのグリムスボトン(Grimsvoetn)火山に噴火の兆候が現れていると、同国の専門家が1日に明らかにした。グリムスボトン火山は、アイスランドで最も活発な火山活動を続ける火山の1つだ。 アイスランド気象当局の専門家によると、アイスランド東部バトナヨークトル(Vatnajoekull)氷河の近くを流れるGigja川で10月31日夜から1日にかけて水位が3倍にも上昇した。火山の温度が上がり、火口湖とその周辺の氷河で氷が大量に溶け、火口湖からあふれた水が流れ込んだためとみられる。 火山の上にある氷が溶けると、火山を押さえつける圧力が弱まって噴火しやすくなるという。2004年にも今回と同様に河川の水位が上昇し、そのすぐ後にグリムスボトン火山が噴火した。 火山が噴