イージス艦事故 2人に無罪判決 5月11日 18時17分 3年前、千葉県の房総半島の沖合で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船が衝突して、漁船の親子2人が死亡した事故で、業務上過失致死などの罪に問われたイージス艦の当時の当直責任者2人に、横浜地方裁判所は無罪を言い渡しました。 3年前の平成20年2月、千葉県の房総半島の沖合で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と、千葉県勝浦市の漁船「清徳丸」が衝突して、清徳丸に乗っていた吉清治夫さん(当時58歳)と哲大さん(当時23歳)親子が行方不明となり、その後、死亡したと認定されました。いずれも、当時の当直責任者だった、海上自衛隊の長岩友久3等海佐(37)と後瀉桂太郎3等海佐(38)の2人が、業務上過失致死などの罪に問われました。これまでの裁判で、検察は、事故の直前まで当直責任者だった後瀉3佐が、漁船が停止していると誤った引き継ぎをし、交代した長岩3