日本維新の会政調会長の浅田均大阪府議会議長=大阪市城東区選出=が平成24年度、自身が編集に携わった書籍「『図解』大阪維新 チーム橋下の戦略と作戦」(PHP研究所、千円)250冊を政務調査費(今年3月から政務活動費)で購入し、講師を務めた維新外部の講演会で無料配布していたことが1日、分かった。同書は地域政党・大阪維新の会の「公式本」で、公金が政治団体の広報活動に使われ、一部印税の形で維新に流れた疑いがある。 浅田氏は「講演会は(自身の選挙区の)城東区では開かれていない」としているが、選挙区の有権者に同書が渡っていた場合、公職選挙法で禁じられる寄付や買収行為に当たる可能性を指摘する声もある。 浅田氏の説明や政務調査費収支報告書によると、同書は維新が掲げる大阪都構想などを解説する内容で、昨年8月に発行された。浅田氏は11月、1冊800円の割引価格で250冊(計20万円)購入し、半分の10万円