<風雨が強くなってから「特別警報」を出しても、避難を促して人命を救うためには機能していない> 台風19号の被害はあまりにも広範で、しかも深刻であり、胸の潰れる思いがします。被災された方々には心よりお見舞いを申し上げる次第です。 一部には「予測されて色々言われていたことから比べると、まずまずで収まったという感じだ」などという政治家(自民党の二階幹事長)の発言もあるようですが、60人を超える犠牲者を出した現実を考えると極めて不適切としか言いようがありません。 なぜかというと、予測の難しい地震とは異なり、台風の被害は相当程度予測がつくからです。ですから、社会が知恵を絞れば、犠牲者の数は限りなくゼロに近づけることはできるはずです。その意味でも、二階幹事長の発言は極めて残念です。 ところで、今回の犠牲者の多くは、土砂災害、そして洪水による浸水による被害が占めています。また、中部地方から関東そして北日