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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (51)

  • ぜんぶ「プロジェクトX」のせいだ。 - Everything you've ever Dreamed

    ぜんぶ、「プロジェクトX」のせいだった。僕が勤めている会社上層部のクソ・ムーブが悪化したのは、今春放送開始の「新プロジェクトX~挑戦者たち~」の影響だった。上層部が週末の会議で「プロジェクトXみたいにできないのか」「土曜日に放送されているから見たほうがいい」と言っていたから間違いない。 www.nhk.jp 「プロジェクトX」はオッサンのオッサンによるオッサンのためのおとぎ話だ。ある難易度の高いプロジェクトの成功を目指し、様々な課題や困難をオッサンたちが乗り越えていく血と汗のドラマだ。特徴はプロジェクトの意味や技術の凄みではなく、関わったオッサンたちの人間ドラマにフォーカスしていること。その作りが「俺たちは空に輝く星のように華々しくはないが、地味に人々の暮らしを支える地上の星なのだ」というオッサンのプライドを刺激してウケた。自分も「地上の星」になれるのではないかという夢を抱かせた。オッサン

    ぜんぶ「プロジェクトX」のせいだ。 - Everything you've ever Dreamed
  • ボケた親を見捨ててはいけないの? - Everything you've ever Dreamed

    呆けてしまった親を見捨ててはいけないのだろうか。冷たいようだけれども各々好きにすればいい、と僕は思う。面倒をみるのも見捨てるのも正しい。僕の母はさいわい元気で、呆けるのは貸した金を返すように僕が文句をいうときだけである。僕自身は家族に面倒をみてもらいたいとは思わない。つか面倒をみてくれる家族がいなかった。奥様からは「キミがボケても面倒はみないから」と言われている。ハードコア・ライフだ。そんなことを考えているのは、実家の裏に住んでいる高齢女性が原因のちょっとした騒動に巻き込まれて警察沙汰になりかけたからだ。母からは裏のオバサンが呆けてヤバいという話を聞かされていた。「約束をすっかり忘れる。約束したことすら覚えていない」「一緒に出かけて帰ってきた直後にまだ出かけないの?と訊いてくる」「娘の旦那宛の電話をウチにかけてくる」等々。オバサンは母よりも少し年上なので八十代前半。僕の一学年上の娘が一人い

    ボケた親を見捨ててはいけないの? - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2024/04/18
    “縁を切ることで、守られるものが確かにあるのだ。”
  • 虚偽報告を見破るにはどうすればよいのか。 - Everything you've ever Dreamed

    僕は品会社の営業部長だ。部下Aから案件進捗状況の報告を受けた。Aは他部門から営業へ異動してきた50代後半のベテラン社員だ。時折トリッキーな言動をキメて僕の心をざわつかせるので少々不安を覚えていたのだが、「相手の反応はどうでした?」という僕の問いに「あーはいはい。なかなかいい反応でしたよ。来週、次の段階に進むことになりましたー」という言葉が返ってきたので、ほっと胸をなでおろしたのである。 数時間後、Aと同行した他部署のスタッフBから「Aが相手から求められた資料とかけ離れたものを提示して微妙な空気になった」という報告を受けた。そのため仕切りなおしで来週再提出。「なかなかいい反応(自称)」はいずこ。ABどちらが正しい報告なのか。判断材料が乏しいため、培ってきた信頼と関係性で判断するほかなかった。 Aとはいくつかの案件を一緒に担当した仲だ。想定外の展開に陥った交渉、厳しい納期の企画作成、死線をく

    虚偽報告を見破るにはどうすればよいのか。 - Everything you've ever Dreamed
  • 元給食営業マンが「ホーユー」の学校・警察での給食提供停止騒動の原因をざっくり解説してみた。 - Everything you've ever Dreamed

    mainichi.jp 西日を中心に学校や寮で事の提供が停止する事態が起きている。運営会社は広島市に店のある給会社ホーユー。ホーユーの名はコンペで何回か見かけたことがある。詳しくは知らない。 給事業はリターンも少ないけれどもリスクも少ないビジネスだ。給設備や用具や器をクライアント側の負担で事業が行えるからだ。ひとことでいってしまえば経費負担が軽いのだ。材費は実費、人件費も委託費でカバーできる。「莫大な利益が出せるか?」といわれると案件次第だが、一事業所当たりで赤字になるリスクはとても少ない事業である。 そのため、近く破産申告するとみられるホーユーの社長が人件費や材費の高騰を理由に上げているのを知って「妙だな…」とコナン君のように疑ったのがこの文章を書いた表向きの理由である。なお裏向きの理由は奥様からの「あなたの会社は大丈夫なのか」という不安を取り除くためである。 一般的に

    元給食営業マンが「ホーユー」の学校・警察での給食提供停止騒動の原因をざっくり解説してみた。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2023/09/07
    “社員も配置できない月十数万円の金額で給食運営なんてできないでしょ?だから今回の騒動はホーユーのずさんな経営と運営が主犯だけれども、そういう運営を入札という方法で求めた人たちも同じようによろしくない”
  • 26年の新規開拓営業経験を武器に6人のマンション営業を撃退した話 - Everything you've ever Dreamed

    昨年の秋からしつこい油汚れのようなマンション営業を受けていたが、営業職26年の経験を活かして、ようやく撃退できたっぽいのでその話をしたい。 ことのはじまりは家族(奥様)からの「最近、ポストに新築マンションのチラシが入れられている」「夕方、マンションの営業が来るようになった」という報告であった。僕は現在、諸事情により賃貸マンションで暮らしている。40代。中間管理職。子供はいない。新築マンションの購買層としてロックオンされていたのだろう。奥様は営業に「平日の午後に来られても、主人はいない。我が家の決定権はぜんぶ主人にあるから主人がいるときに来なさい」と責任転嫁した。夕方、「相棒」の再放送を観るのに忙しいからといって僕に丸投げするのは酷い。実際のところ、僕は、歯磨き粉ひとつ買う際でも奥様の顔色をうかがっているからだ。「そんな決定権がお前にあるのか」と虚空に向かって叫びたい。もちろんこの「お前」は

    26年の新規開拓営業経験を武器に6人のマンション営業を撃退した話 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2023/02/12
    “(所要時間85分)”おおっ力作だ。
  • 会社で失脚しそうです。 - Everything you've ever Dreamed

    超チルなサラリーマンを目標に4年前中途入社してから順調にやってきて、生え抜きと老人で占められた幹部に抜擢され、営業部門の責任者を任されてきたけれど、マジで失脚しそう。詳しくはいえないが、社内で大きな動きがあったのだ。ウチの会社は僕が入社する前、経営が芳しくなかった頃から、金融機関から出向を受け入れてきた。出向者は1年ほど経った時点で幹部社員になるという流れが出来ている。その流れから社内で勢力を持っているのが専務派であり、先述の社内の動きに乗じて専務派が攻勢にでているのだ。そのうちの一人、去年の春から出向してきた50代の人事マンが、夏から正式に社員となった。無論、専務派。その彼が、突然、僕に牙をむいた。「一年ほど、営業部長の行動を監視させてもらい、いくつか問題を発見しました」といってヒアリングを行いたいと言ってきたのだ。営業管理ソフトと社用車のドラレコGPS管理で僕の行動を一年間チェックして

    会社で失脚しそうです。 - Everything you've ever Dreamed
  • ツブれない個人経営飲食店のリアル - Everything you've ever Dreamed

    僕は品会社の営業マン。僕の営業先という狭い観測範囲になってしまうけれども、新型コロナ(COVID‐19)の感染拡大の影響で、つぶれてしまう個人経営飲店とそうでない店の違いが見えてきた。従来、個人経営の飲店にアプローチするときは、営業マンというよりは飲店のコンサル的な立場を取ってきた。店舗経営にアドバイスをして、経営を安定させたうえで商品を買ってもらうという流れをつくるためだ。なぜならおっちゃんおばちゃんがやっている家族経営の《ちゃんちゃん堂》は良い意味でも悪い意味でもアバウトに経営しておられていて、取引するにはリスクは高いからだ。ビジネス面だけではない。個人的に僕はそういうお店が大好きで、なくなってしまうと寂しいので助言している。歯がゆいのだ。せっかく美味しいものを出しているのに不安定な経営が原因で商売をやめてしまうのは。 ※画像はイメージです。 「美味しい料理を出しているのだか

    ツブれない個人経営飲食店のリアル - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2020/09/27
    “残念ながら、僕が手掛けた個人経営店のいくつかは商売をやめてしまった。主原因は売上の激減だけれども、投資と家族以外の人材を抱えて労務費が増えてしまったことが足かせになってしまった。”コンサルの言うこと
  • 老舗料理屋のテイクアウトを手伝って「自粛要請」「新しい生活様式」のぶっ壊すものが見えてきた。 - Everything you've ever Dreamed

    僕は品会社の営業マン、一昨日、取引先の料理店の店主オヤジから、「今後のことについて話し合いがしたい」と連絡があった。今のオヤジさんが三代目の古い日料理屋。新型コロナの影響で売上が激減したため、先月、相談を受け、アドバイスをした。「今は、何よりも売上です」といってテイクアウトを提案。オヤジさんは口数の少ない人で「…やるしかないか」と了承。あまり気乗りしない様子であった。切羽詰まっていたのでポンポンと話をすすめた。計画立案。テイクアウト用容器の手配。宣伝。ときおりオヤジさんが何か言いたいことがあるけど言えない様子を見せた。気になったが、それ以上に時間がなかったので話を進めた。魚料理が売りの料理店であったけれど、生ものは避けた。オヤジさんが考えたメニューは高級すぎたので「こだわりはわかりますけれど、今は、こんな時代なので」つって、ランチタイムにあった内容に変えてもらい、価格を抑えた。「今は」

    老舗料理屋のテイクアウトを手伝って「自粛要請」「新しい生活様式」のぶっ壊すものが見えてきた。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2020/05/20
    「先代から引き継いだ店の看板の価値を下げてまで店を続けたくない」
  • 緊急事態宣言下の営業について僕が考えていること全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    僕は品会社の営業部長であると同時にイチ営業マンでもある。事業圏がもろに新型コロナによる緊急事態宣言を出されてしまったエリアなので、苦しい状況が続いている。メイン業務である新規開発営業を控えているからだ。もっとも、購買意欲がなくなってしまっているので、この雰囲気がなくなるまでは、営業をしたところで成果は出ないだろう。新企画や新商品開発も停滞している。不幸中の幸いは、会社としては福祉・医療系といった取引先が安定しているので倒産する危険性は今のところはないくらいだ。 営業部、営業マンとしてこの先どうなるのか不安だ…「どうぶつの森」に現実逃避しようと思っていたところで、突然、新しい契約が取れた。この夏に動き出す品事業だ。何通かのメールと何かの電話での成約。完全なラッキーだが、ダメもとで今の世の中に合わせて、売るもの、売り方、売る相手を変えたのが結果的に良かった。この世の中の現状を無理矢理にチ

    緊急事態宣言下の営業について僕が考えていること全部話す。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2020/04/15
    “具体例をあげると「売上減に悩む飲食店A」と「テイクアウト商品の仕入先が停止した商店B」の間を仲介してAでつくった商品をBで販売するような流れをつくった。A、Bにあって僕にあったものは情報だけである。
  • ホワイト企業がブラック企業に堕ちる瞬間を目撃しました。 - Everything you've ever Dreamed

    残業ないし、破綻もないし、クソ上司もないし、今の職場には概ね満足していて、少なくとも50才になるまでは働きたいなあと考えている。だから、出る杭にならないよう、注意して生きている。今朝の定例部長ミーティングも、出る杭になって悔いを残す結果にならぬよう、注意しつつ、営業部の長として出席した。守秘義務があるのと、嫉妬の対象にされたくないのとで、詳細はひかえるが、業績は好調そのもののいい数字が上がっているので、なかなかの冬季賞与になりそうである。ちなみに前に勤めていた会社は賞与が0.1ヵ月だそうで、当に、当に、転職して良かった…このままの調子でいっていただければありがたい…と会議の末席で感慨に浸っていた。 するとボス(社長)が「当は社員をもっと追い詰めて、数字を絞り出したい。実際もっとできると私は考えているよ」と音らしきことを口にした。取り巻きっぽい人たちが、ですよね、私もそう思います、と

    ホワイト企業がブラック企業に堕ちる瞬間を目撃しました。 - Everything you've ever Dreamed
  • 想像できないほどの長いお別れに胸が詰まった。 - Everything you've ever Dreamed

    パソコンを開いて仕事マシーンになっていた僕の隣席に客がやってきた。画面から目を離す。大人3人。80代の夫婦と思われる男女(男性は杖をついている)と僕より年上、見たところ50代後半の息子と思われる男性。黄色いジャンパーがカッコいいぜ。平日の夕方。大きな駐車場のある郊外のコメダ珈琲。「自営業の息子が足の不自由な両親を車に乗せて連れてきたのだろう」と勝手に、今の日ではめずらしくない情景を推測して、僕は仕事マシーンに戻った。 つまらないエクセルファイルの彼方から聞こえてくる彼らの会話に違和感を覚えるのにそれほど時間は要らなかった。会話が子供を相手にしているような内容なのだ。うるせー。仕事してんだよ。つか子供いたか?違和感の正体を突き止めようとアクビをする真似をしてチラ見する。子供はいない。お父さんが痴呆で子供に戻りつつあるのかな、いい息子さんで良かったね、と結論付けるがどうもおかしい。どう聞いて

    想像できないほどの長いお別れに胸が詰まった。 - Everything you've ever Dreamed
  • 立派に生きるとはどういうことか。 - Everything you've ever Dreamed

    タロウは幼稚園から中学まで一緒だった近所の友達であり、アニメ、エロ、ロック、原チャリ、マツザカ・キミコ、そんな話ばかりしていたボンクラ仲間であり、周りが年齢を重ねるごとに「いつまでもアニメなんて見ていられるかよ」とつまらねえ大人になっていくなか、逆にボンクラぶりを加速させていったキング・オブ・ボンクラであり、エロの大家であり、その小柄な身体から無尽蔵に湧いて出てくる女体への探究心が将来のノーベル賞を期待させた優秀な科学者のタマゴであり、ひとことでいえば地元の巨星であった。多くの神童と呼ばれたクソ生意気なガキが劣化失速して一般ピープルになっていくところ、彼は失速することなくいまだにボンクラで在り続けている。 しかも永遠に。 タロウは高校2年の秋、交通事故で亡くなった。前触れなく、あっけなく、ボンクラのまま死んでしまったので、鼻に綿を詰められて横になっている姿を見ても、死んでしまった、とい

    立派に生きるとはどういうことか。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2019/10/24
    「僕の肩を「立派になって~」と笑いながら叩いた。強く。バンバンと。何回も。おばさんは僕の成長する姿とタロウ(人間)が成長した姿とを重ねているのがわかった。」
  • あのひとことが僕を『20年戦い続けられる営業マン』へ変えた。 - Everything you've ever Dreamed

    「ひとつの出会いが、ギブアップ寸前だった僕を『戦える営業マン』へ変えてくれました。」の姉妹編です(http://delete-all.hatenablog.com/entry/2019/06/23/190000) 「部長は同業他社の悪口を一切言いませんね」「他社を褒めまくりじゃないすか」と同僚や部下から驚かれる。そういうときは「他社の悪口は時間がもったいないから」つって誤魔化している。かぎられた時間を他社の悪口に割くくらいなら他の話をしたほうが良くね?という考え方である。僕はポジティブなバイブスに身を委ねて仕事をしたいのだ。 今の職場にやってきて丸2年になるけれども、多かれ少なかれ他社の悪口をいう営業マンはいる。個々の細かいやり方に干渉するつもりはない。ただでさえ営業という面白くない仕事(僕はそう思っている)で、悪口や非難といったネガティブなことを言い続けていたら、ますます仕事が面白くなく

    あのひとことが僕を『20年戦い続けられる営業マン』へ変えた。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2019/08/13
    「他社や他社の商品をできるだけ褒めなさい。卑下する必要はないが、自分のところにないメリットを教えてあげなさい」
  • 新人をクーリングオフすることにした。 - Everything you've ever Dreamed

    きっかけは取引先からの一の電話。ビジネスの話のあとで「フミコ部長…大変言いにくいのですが…」と切り出された内容がショッキングで、僕は部下の返品を決めたのである。 当該部下は新人で来の所属は管理部門なのだが、とある理由から「環境をかえたらどうか」というトップ判断を受け、今月末までの期間限定で営業部で預かっているのだ。能力的にはまったく問題はない。だが居眠り癖がどうしても抜けないのである。そんな眠狂四郎君は、勤務時間中に眠っているのを何回も目撃されて問題となり、環境をかえれば改善されるのではないかという計らいで営業部に在籍している。基的にマジめな好青年なので営業部で何とかしてやりたいと僕は考えていた。環境を変えた効果はあった。仕事中で眠る回数はほとんどなくなった。「よくやっているね」と褒めたら「目を開けたまま眠れるようになった」という斜め上の言葉が返ってきたのは衝撃ではあったが(開眼睡眠

    新人をクーリングオフすることにした。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2019/07/16
    なんかの病気じゃないの?
  • やりきった仕事だけが奇跡を起こす。 - Everything you've ever Dreamed

    自分なりにベストを尽くし、納得した仕事や研究が出来たと思っていても、期待通りの結果が出ないときがある。そんなとき、いったいどうやって己を納得させて、やり過ごせばいいのだろうか。 僕は、営業職なので、「いい仕事が出来た」と胸を張れるような企画を立てたり、相手のニーズに応えられるような提案しても、競合相手に負けてしまったり、予算をこえてしまったり、担当者と合わなかったり、その他の要因で成約に至らないときがある。酷いものになると、「トップの友人が競合他社にいるから」という理由でほぼ勝ち取っていた案件をひっくり返されたこともある。あのときは地獄だった。「ほぼ内定と言っていたのにひっくり返されるとは何事だ。つーか内定自体が嘘だろう。お釈迦様は騙せても俺の目はごまかせねえ。相手のトップの名前が免罪符になるとでも思っているのか、馬鹿者!」と上司から言われ、その夜、中ジョッキを15杯ほど自棄飲みしたもので

    やりきった仕事だけが奇跡を起こす。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2019/05/19
    “残念ながら成約には至らなかった。僕とは違うアプローチをした競合相手が契約を勝ち取ったの”
  • 「当社はフラットな人間関係をウリにしています」に垣間見た責任感地獄。 - Everything you've ever Dreamed

    ちょうど2年前の今頃、再就職を目指していた僕は、地元の、とある小さな会社の面接を受けた。その席で、人事担当者から「ウチのウリはね、会社自体は小さいけれど、ちょっと堅苦しい言い方だと『社風』っていえばいいのかなー、人間関係に上下なくフラット(平坦)なところ。当に働きやすいですよ」といわれて、一瞬、フラッと魅かれてしまった。カースト制の会社で働いた経験しかない僕には、職場において上下のない人間関係が想像できなかったのだ。耐性がなかったのだ。上下関係がなくても、政治信条によって左右に分けられる危険性はあるのではないか、血液型別に派閥があるのではないか、と反論したかったが面接即終了の恐怖で口に出来なかった。その会社は園芸業を家族親族で営んでいた。人間関係にとどまらず業績までもフラット状態が続いていたので、ここらで一発、営業部門を強化して事業拡大を図りたいと考えているのです、と営業職募集の理由を担

    「当社はフラットな人間関係をウリにしています」に垣間見た責任感地獄。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2019/04/10
    “上層部が責任を下に押し付ける地獄。”
  • 退職代行、被弾しました。 - Everything you've ever Dreamed

    若手期待のホープ君が退職代行サービスを利用して、姿を消してから、一週間になる。退職代行サービスの存在を知ったとき「そんなものまで代行するのかーなるへそなー」と他人事と思っていたのに、まさか、自分が被弾するなんて。ホープ君とサシで飲んだとき、冷酷でビジネスライクすぎると批判されたものの、考え方こと違えど、そこそこ分かりあえたつもりだった。仕事サイコー!と杯をぶつけた、あのときの「部長にぶつかっていきますよ!」は何だったのか。まさかぶつかってくるのが人ではなく代行業者とはね。ビジネスライクすぎやしないか。代行の担当者は、会社名を名乗り、ホープ君が退職する旨を伝え、手続きを進めてください、と言った。それだけ。理由等詳細は永遠に闇に葬られたわけだ。あの晩、立て替えた酒代も請求できない。被弾したときは「なんだよー」「ざけんなよー」と軽く血が上ってしまったけれど、それだけである。一線を引かれて相手が

    退職代行、被弾しました。 - Everything you've ever Dreamed
  • 部下が退職しました。 - Everything you've ever Dreamed

    若手のホープから、仕事のやり方に注文をつけられてしまった。彼の言葉を借りれば「リスペクトに欠けていてビジネスライクすぎる。冷たすぎる」。昨夏、ベテランが辞める際、慰留もせずあっさり辞めさせたこと、従来のやり方を急激に変えてしまったことに不満があるらしい。ビジネスライク、冷たすぎる…今、ホープ君の言葉が重く僕の胸に刺さっている。 ホープ君から誘われて飲みに行った際、「アレは茶番すぎます」と言われた。アレとは今年5月の黄金週間10連休への対応のこと。我が社は原則10連休だが、顧客対応のため、中三日、誰かひとり出勤しなければならなくなったのだ。公平に、くじ引きを行うことになり、僕がクジをつくった。紙を長細く切断して、当たりの1の先端をマジックで赤く塗った。部長特権で僕が最初にクジを引き、目論見通り、当たりクジを引いた。スタッフには楽させてもらっているので、連休くらいは、僕が出勤すればいい。どう

    部下が退職しました。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2019/03/12
    「お答えできません、すみやかに手続きをすすめてください、と告げるだけの退職代行サービスの楽な仕事ぶりである。これで数万の手数料を取るのか、おいしすぎるだろー」
  • 食品業界の片隅にいる僕が「飲食店アルバイト不適切動画」問題について全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    またアホがやらかしたのか、という感想しかないけれども、飲店やコンビニのアルバイトスタッフによる不適切動画が話題になっている。法的な措置を取るところも出てきている。問題への反応も、立場によって「なんでこんなことやるんだ」というモラルの欠如、「口に入れるものなのに汚い!」という衛生管理問題、「アルバイト頼みの歪んだ職場環境のせいだ!即刻非正規スタッフを正規雇用へ!」という労働問題、「こういうことでしか表現できない…むしろ彼らは被害者です…」という心の闇問題、等々、さまざまで興味深い。僕が興味深いのは、いろいろな立場の人が、問題を解決するというよりは、自身のフィールドに落とし込み、かねてからの主張の材料にしているようにしか見えないところである。 僕は品業界に身を置いている。いつ、このような不適切動画の当事者になるかわからない立場だ。だから、仕事と思って比較的冷静に不適切動画を見ることができて

    食品業界の片隅にいる僕が「飲食店アルバイト不適切動画」問題について全部話す。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2019/02/13
    “僕は、非適切動画問題を、暇を価値に転換できないアルバイトと企業の悲劇だと考えている。”
  • 「会社から酷い扱いを受けている」と訴える嘱託社員の知人に生きる希望を与えてきた。 - Everything you've ever Dreamed

    相談したいことがある」と言ってくる人のほとんどは、「私は正しいよね」「間違っているのは向こうに決まってる」という具合に、己の意見や考えの正しさを後押ししてもらいたいだけである。だから、そういう誘いを受けたとき、僕は気持ちのスイッチを切って、生ビールを飲みながら「だよねー」と言うにとどめるようにしている。もちろん親しい友人に対しては、そのような対応はしない。友人たちは冷静かつ優秀な人たちなので、己の考えを客観的にとらえ、僕の意見、それが否定的なものであっても受け入れてくれるからだ。それ以外の、それほど親しくもない、どうでもいい方々たちは、こちらが気で親身になって「それは違うんじゃないかな」「間違っているよ」「もしかしてバカなのか?」と指摘すると、なぜそんなふうにいうのだ、ヒトデナシ!と声を荒げるからたまらない。場が凍り付いてビールが不味くなるのは御免被るし、そもそも親しくもない人がご自身

    「会社から酷い扱いを受けている」と訴える嘱託社員の知人に生きる希望を与えてきた。 - Everything you've ever Dreamed
    arajin
    arajin 2019/02/12
    猿以下と言われて生きる希望がわくかな?