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  • 【電子レンジ】=「チン」する料理を避けてきた理由。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    主婦の城ともいわれてきたキッチン。そのキッチンでの家事労働は急速に簡略化され、システムキッチンの役割、機能自体が形骸化しつつあります。事をつくることは、家族の健康を考え、生命を支えること。とキッチンの原点とは。 Contents. レンジの熱にはなじめない 天然乾燥と人工乾燥の違い 電化製品ありきのキッチン 手間をかけないことの意味 品庫や床下収納にも注目 レンジの熱にはなじめない わが家には電子レンジがありません。 子どもたちが小さな頃から、家族みんな、ラップやコンビニの弁当の器が「どうして溶けたり、焼けたりしないんだろう」と不思議に思っています。 なぜ温まるのか、その仕組みが、いまもわからないままです。 出張先などでコンビニ弁当を買って、その場でチンしてもらうことがあります。 しかし、あの不自然な熱さには、どうもなじめません。 スーパーの総菜コーナーで作っている弁当を、冷えたまま

    【電子レンジ】=「チン」する料理を避けてきた理由。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【子どもと悪】=盗みたかったのは、お父さんやお母さんの愛情だったかもしれない。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    子どもたちはいつも揺れています、まるで、大人たちの揺れをそのまま受け止めるかのように。そんな子どもたちに「悪」が芽生えたとき、真っ先に見つめなくてはならないのは、私たち大人の内面かもしれません。 Contents. 悪意のない盗み 無言のやさしさ 大人が試される 悪意のない盗み ガムを盗んだことがあります。 小学校2年生の冬休み。 雨の日でした。 家の向かいに小さな雑貨屋があって、 前の日に挨拶を交わした店のおばさんの 「明日の朝、新発売のガムを並べるからね」 の一言が頭から離れなかったのです。 朝。 店のシャッターが開く音を確認し、 私は父の黒いブカブカの長を履き、店をめざしました。 お金のことなど頭になく 大好きなマンガの主人公が包装紙となったガムを 誰より早く見たかったのです。 母は狭い和室で洋裁の内職に励んでいました。 外に出ると 大きな長に雨水が入り込み、 母が編んでくれた緑

    【子どもと悪】=盗みたかったのは、お父さんやお母さんの愛情だったかもしれない。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/05/05
    子育て大変なことがあったその半分以上は試されている気がしていた。最後の最後は子供の味方でいようと思っていたけれど何度ぶち切れたことか。無事に大人になってくれたから良かったのかな‥と思いながら読みました
  • 【リフォーム】=投資した費用を無駄にしない、性能改修という選択肢。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    新築が伸び悩み、リフォームやリノベーションが急増しています。しかし、新築に比べコストが割安という理由だけで、見た目優先の改修をしてしまうと、家や人の健康に影響する事態も起きかねません。リフォームは、壁や基礎までチェックする絶好の機会。合理的な改修を考えたいものです。 Contents. 見た目優先のリフォームのリスク 性能改修で家の寿命を延ばす発想 膨大な家のゴミから目を背けない 何もしない…という選択肢もある 選択肢が増えることで自由になる 見た目優先のリフォームのリスク 築後数十年の間に、何度もリフォームを繰り返し、結局は新築・建て替えとなってしまうケースが少なくありません。 問題が起きるたびに、数十万円、数百万円とリフォームをし、振り返ると一千万円以上も使ってしまうことも多いのです。 古くなったり、動かくなった設備の更新は必要ですが、躯体に手を入れるときは、いったん立ち止まって考えて

    【リフォーム】=投資した費用を無駄にしない、性能改修という選択肢。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/04/13
    リフォーム経験者ですが、化粧直し的なリフォームだったしなあ‥。
  • 【看取り】=住み慣れた我が家で介護され、家族に見守られ、旅立つための設計プラン。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    在宅介護の先に見えてくる、老いと死。国はすでに「在宅看取り」の定着に大きく舵を切っています。家族に迷惑をかけたくないからという理由で病院を選択しても、それができない時代がやってくるのです。介護も看取りも住み慣れた我が家でできるのが理想。しかし、現実には暑さや寒さ、車椅子で1メートルも移動できない、トイレで回転もできない、ベッドの周りに人が立てないないなどのバリアが立ち塞がります。「在宅」における介護や看取りを希望したときに、その願いが叶わないことが問題なのです。「在宅」を阻む家のバリアや制度について考えます。 Contents. 病気・貧乏・孤独の大問題 いつでも誰かと会える関係 病院 VS. 在宅介護・看取り 大きな家でも狭さのバリア 酷暑・酷寒で介護は不可能 省エネと快適さを両立する 幅も空間もみんな狭すぎる 可変性を視野に入れておく 在宅介護・訪問医療の費用 病院で死ねない時代が来る

    【看取り】=住み慣れた我が家で介護され、家族に見守られ、旅立つための設計プラン。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/04/04
    この願いを叶えられるのは、一部のお金持ちと、田舎の(広い家の)昔ながらの3世代同居の人かな。それ以外の人が出来るのは、もしもの場合になった時の希望を(叶わなくても)はっきり意思表示しておくことかなと、思う。
  • 【思考と言葉】=言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    思考があって言葉があって、行動になる。うなづけます。以前も「性格は『顔』ではなく短い『言葉』に――」で自分と照合してみましたが、なるほどと思うところが多々ありました。自分なりの統計や考えと照らしてまとめてみました。 Contents. 1.心の状態は部屋に現れる。 2.寂しさは金遣いに現れる。 3.気品は言葉遣いに現れる。 4.性は別れ際に現れる。 5.哀愁は色気に現れる。 6.我慢は怒りに現れる。 7.感謝は謙虚さに現れる。 8.余裕は優しさに現れる。 9.決断は未来に現れる。 10.偶然は必然的に現れる。 11.運命の人は探すのをやめると現れる。 12.生きざまは顔つきに現れる。 1.心の状態は部屋に現れる。 これは難しいところです。 美人で清潔感があって、おしゃれな人と思っていても、お宅におじゃますると、信じられないくらいのゴミ屋敷だったという経験が何度もあります。 あまり約束は守

    【思考と言葉】=言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/04/04
    マザーテレサの言葉、私にとっては嫌なことがあると、特に思い出す言葉です。
  • 【温度・狭さ・動線】=日本の住宅が見落としてきた3つの弱点=バリア。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    住宅のバリアというと段差解消と手すりの設置くらいしか思い浮かばない人がほとんどではないでしょうか。加齢後、あるいは身体に障害を持って初めて気づくバリアもあります。できるだけコストをかけずに安全な環境をつくることが大切。バリアフリーに関しては何度かに分けて解説しますが、ここでは日人の多くが見落としがちなバリアについて。 Contents. 新築の家にも多くのバリア 温度のバリアは最重要課題 交通事故より住宅が危ない 段差解消よりも大切なこと 必要な場所だけ広さを確保 廊下のいらない設計が基 新築の家にも多くのバリア 取材で新築の家におじゃますると、瞬時に、たくさんのバリアが目につくことがあります。 繰り返しますが新築で、です。 ちょっと腰を痛めただけで、を脱いだり履いたりできそうもない玄関。 手すりも椅子も、椅子を置くだけのスペースもないのです。 片足をのせた瞬間、ズルッと滑ってしまう

    【温度・狭さ・動線】=日本の住宅が見落としてきた3つの弱点=バリア。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/03/29
    もう少し地価の安いところに引っ越さないと、住宅の広さは確保出来ませんが、狭いなりにポイントを知っているだけで事故予防に効果が大きいと思いました。
  • 【扇風機】=暖房・冷房コストを上手に削減する超アナログ的手法。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    いよいよ格的な夏。エアコンをフル稼働させる前に、どこの家にでもある古い扇風機を使って、光熱費削減にトライしてみませんか。一日中つけていても、電気代は10円ちょっと。設置する位置や風の角度で、そのまま使っても、エアコンとの併用でも、お部屋の涼しさが変わります。 Contents. 冷暖房と給湯で6割の消費 真冬でも大活躍した扇風機 エアコン+扇風機で涼感を 光熱費30%減の壁を超える それでも省エネをめざそう 冷暖房と給湯で6割の消費 家庭内でのエネルギー消費量は増え続け、石油ショック前の1973年から2011年までの間に、2.4倍にまで増加しています。 用途別にシェアの大きいのは、動力・照明他、給湯、暖房、厨房、冷房の順。 1965年度と比較して、2011年度では、動力・照明用のシェアが増えており、家電機器の普及や大型化、多様化によるものと見られています(資源エネルギー庁)。 東北、北海

    【扇風機】=暖房・冷房コストを上手に削減する超アナログ的手法。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【アンネの日記】=あと少し背伸びをするだけで手が届きそうだった、彼女の「居場所」。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    アンネという言葉を目にしたり、耳にするだけで、胸が苦しくなり、少しだけ暖かくなります。極限ともいえる恐怖のなかにあってもなお、日記を綴り、言葉の中に、夢を描き続けた少女。彼女のことを思い起こすたび、人間の持つ可能性と、恐ろしさを同時に感じるのです。 Contents. 残された1冊 15歳の見た光 夢と願いの跡 内的な居場所 残された1冊 【あなたになら、これまでだれにも打ち明けられなかったことを、なにもかもお話できそうです。どうかわたしのために、大きな心の支えと慰めになってくださいね】(1942年6月12日 アンネ・フランク) いまなお世界中で読み継がれている『アンネの日記』。 この文面からわかるように、1942年6月12日、アンネは自分自身に宛てた手紙のように日記を書き始めます。 場所はアムステルダム中央駅から徒歩15分、街の中心地。 1944年初頭、アンネはラジオでオランダの文部大臣

    【アンネの日記】=あと少し背伸びをするだけで手が届きそうだった、彼女の「居場所」。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/03/15
    アンネの日記、中学生の頃に読みました。多分、課題としての宿題で。もう一度、読んでみたくなりました。
  • 【家づくりの職人】=手わざを守ることは、町を守り、森を育て、川と海をきれいに保つこと。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    家づくりは、あらゆる職種の専門家たちによる手業の集大成でもあります。どんなに工業化が進もうと、現場での人の目、人の手足による裁量なしでは、寸分の狂いも許されない建築がそもそも成立すらしないのです。 Contents. 大工さんが入る前の職人たち 2×4の現場にはフレーマー あらゆる技術が集積される家 気密処理には高度なノウハウ 職人が町と自然を守ってきた 人の「願い」が凝縮された家 大工さんが入る前の職人たち 家をつくるのは大工さんというのが、私たちのイメージです。 が、家づくりには、いくつもの分野の職人さんたちの技術が駆使され、集積されています。 既存の家を解体するのは解体の専門業者さんがいて、地盤調査も大工さんの仕事ではなく、専門技術。 地鎮祭の際には神主さんのお世話になります。 施工が始まる前の更地で、測量・墨付けを行うのが墨出し屋さん。彼らが引いた線が現場の基準となるだけに大事な仕

    【家づくりの職人】=手わざを守ることは、町を守り、森を育て、川と海をきれいに保つこと。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【子どもと本】=人生は生きるに値する、という言葉に魂が癒された日。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    arakannkoala
    arakannkoala 2020/03/12
    言葉も受け取る側の精神状態で癒しにも傷つけてしまうこともある、共感出来るだけでも癒しになることもある‥。あまりにも凄い状況に直面した時こそ心しておきたいと思いました。
  • 【引き寄せ】=何もかも、「いまの私で丁度よい」という「仏様のことば」に納得する。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    縁側の「縁」、人と人との「縁」。同じ「縁」にも「ふち」や「へり」があり、「えん」も「ゆかり」もあります。「縁側」のある家への憧れがありましたが、いい「ご縁」にも憧れます。人のみならず、お金や地位との「ご縁」にもあやかりたいのが、人間の弱さ、そしてエゴ。向こうからやってくる「縁」もあれば、引き寄せる「縁」もあるようです。 Contents. 縁側のある家に憧れる 並ぶから話せることも 「因」と「縁」の違い 選んだものが目の前に 「ありがとう」が修行 悲しみさえも丁度よい 出来事なら感謝できる 縁側のある家に憧れる 子どもの頃から縁側のある家が憧れでした。 しかし、自宅は絵に描いたような住宅地にあり、敷地も60坪ちょっと。 隣家が境界線ぎりぎりにまで迫っています。 こんな環境では、庭先に縁台は設けられても、風景を楽しめるような縁側など望むべくもありません。 性能にはこだわりましたが、家のかたち

    【引き寄せ】=何もかも、「いまの私で丁度よい」という「仏様のことば」に納得する。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/03/12
    年を重ねるごとに、フツーに起きて、フツーの生活が出来ることって、有り難いし幸せなことなんだな‥と、感じることが増えました。
  • 【坪単価】=日本独自の建築コストの迷宮。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    住宅の広さが延床面積=㎡で示されてもなお、私たちは「坪単価」を建築コストの目安にしてしまいます。しかし、ビルダーや設計者によって、どこからどこまでが標準仕様で、何がオプションなのか、明確な判断基準はありません。「坪単価80万円」を目安にしたものの、図面があがってきたら「坪単価100万円」というケースが多々あるのもビルダーと施主の解釈の違いによることが少なくありません。いざというとき、慌てないために「坪単価」の考え方について。 Contents. 計算に何を含めるかで変化する 設備の種類やグレードも考える 総額で判断するのはいけないか ローン+光熱費/月で判断する 計算に何を含めるかで変化する 住宅雑誌やチラシでよく目にする「坪単価」。 「坪単価で家の値段を判断してはいけません」 と、あちこちで書かれているにもかかわらず、ついつい業者さんに「おたく、坪、ナンボですか」と聞いてしまう「坪単価」

    【坪単価】=日本独自の建築コストの迷宮。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/03/03
    建売を買う前にもっと知りたかった‥。光熱費の逆算は、頭になかったです。
  • 【片付け・断捨離】=まずは「半径80センチ」以内から始める。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    どんなを読んでも、どんな方法をテレビで学んでも、結局、身の回りには捨てられないモノばかり。星の数ほど整理整頓のノウハウはあるのでしょうが、毎回、自分の目標を達成できずに落ち込んでしまうのです。諦めてはなりませんが、大きすぎる目標も問題です。いっそ、迷ったら、古いのは、使えなきゃ、みんなゴミと割り切ったほうがいいのかもしれません。 Contents. 「小掃除」ではダメなのか 「捨てられない」でもいい 「使っているか」が目安に 出す・分ける・収めること モノの整理も「編集」作業 まずは「半分」だけ減らす 「小掃除」ではダメなのか 大掃除と考えるだけで気が滅入ってしまいます。 気の向いたときに「ここだけ」と決めて、さっと掃除。 そんなんでいいのです。 勝手に「小掃除」と名づけています。 仕事部屋、寝室、リビング、空になった2つの子ども部屋、 たんすやデスクの引き出し、 棚からも まるで地底

    【片付け・断捨離】=まずは「半径80センチ」以内から始める。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/03/03
    その通りだと思います。プラス、私には勢いが必要かもしれません。
  • 【瞑想】=人生の大切な答えは、目を向けたくないところに隠れている。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    放っておくと身体も脳も心もずっと動いています。少し落ち着こうと、その場で座って、目を閉じ、呼吸を深くします。でも、わずか3分でも、そうするのが難しいのです。私たちは自分の意志で、短い時間すら、自分をコントロールできなくなりつつあります。ほんのわずかな時間、自分の呼吸を眺めてみる。制御する。そこからきっと何かが始まります。 Contents. そんなに急いでどこに行くの 脳の働きにストップをかける いま・ここに・「居る」だけ 答えは見たくない場所にある マインドフルネスの実践方法 そんなに急いでどこに行くの 目を閉じた途端に、あれも忘れていた、 すぐにあれをしなきゃ、 こうしなきゃと、心のなかは雑念だらけ。 不安になって数秒後に目を開け、 立ち上がってしまうこともあります。 なぜ、こんなに急ぐのでしょう。 こんなに急いで どこに行こうというのでしょう。 わかりません。 目を閉じるだけでは、

    【瞑想】=人生の大切な答えは、目を向けたくないところに隠れている。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/02/24
    気持ちばかり焦っているのに、1日が終わると、何にも出来ていないことって結構あります。ホントに、そんなに急いでどこに行く‥なんですよね。マインドフルネス、瞑想、興味があります。
  • 【終活・看取り】=空間の片隅に「エンディング」を潜ませておく。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    多くの人が最期の時間を「家で過ごしたい」と願います。しかし、日ではまだ、終の棲家であるはずの家が夏は暑く、冬は寒い、介護には適さない環境であることが少なくありません。建て替えやリフォームのとき、ほんの少しでも「介護」や「看取り」=「エンディング」のキーワードをプランに潜ませておければいいのですが「夢のマイホーム」から「死」は遠くに置かれたままなのです。 Contents. 看取りを視野に入れた家 介護室よりみんなと一緒 家づくりの夢と現実の間 死の気配が消えた町と家 生も死も受け入れた家族 看取りを視野に入れた家 その家を思い出すときには、いつも雪の匂いが甦ります。 70代後半のおばあちゃん、共に40代の息子さん夫婦と高校生の娘さんが住む家。 おばあちゃんが末期のがんで余命2年と告知された翌月、家族4人の「終の棲家(ついのすみか)」として築40余年の家の建て替えを決めました。 冬でもパジ

    【終活・看取り】=空間の片隅に「エンディング」を潜ませておく。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【エンディング・デザイン】=お経なし・戒名なし・合同埋葬か樹木葬で決めた家族。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    いろんな生き方があるのと同じで、自分のエンディングをどうデザインするかも大切な課題。簡素でも心のこもったおくられ方もありますし、埋葬のバリエーションも増えているようです。 Contents. こんな葬儀はいやだから 直葬が急増している理由 死を受け入れられる方法 顔もわからない子孫など こんな葬儀はいやだから 先日「おくりびと」という映画を観ました。 ずっと以前に録画しておいたものを、もう一度観たくなったのです。 途中、何度も涙が出たのは、これまで旅立った人たちの「おくり」の光景が、映画に出てくるさまざまな死の場面に重なって見えたからでした。 父も母も兄弟姉妹が多かったので、10代のころから、たくさんの「おくり」を経験しました。 しかし「自分は、こんな葬儀はいやだ」という感想を抱いたことも少なくありません。 子どものころは、お線香の匂いも、長いお経も、大人たちの黒装束もみんな不気味でしかな

    【エンディング・デザイン】=お経なし・戒名なし・合同埋葬か樹木葬で決めた家族。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/01/31
    お墓やお葬式の考え方の過渡期にあるように思います。義母を本人の希望通り家族葬で見送りましたが、他の親戚の理解を得るのが大変でした。しっかり意思表示して話をしておくって残された人の為に大事だと思います。
  • 【居場所】=帰りたい場所、帰るべき場所…幸せな「おうち」の記憶。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    帰りたい。ふと、そんなことを想う瞬間があります。では、どこに? 私たちの帰属すべき場所や時間が、私たち自身の内側の知らないところに、刻まれているのかもしれません。家の性能やデザインも大事なことですが、私たちがほんとうに大事にすべき居場所と時間を考えます。 Contents. 父のすね毛のぬくもり 人間の芯のようなもの 帰りたい時間と場所は 父のすね毛のぬくもり 暖冬とはいえ、寒い日が続いています。 こんな日、ふと思い出すあたたかな時間、あたたかな場所があります。 あたたかな、と聞いて、まず思い出すのは二つの場面。 一つは、子どもの頃、厳寒の地で暮らした家の茶の間に置かれた石炭ストーブ。 あの土地では、11月のはじめからストーブの火を昼夜絶やすことはありませんでした。 昼間はストーブの口を大きく開けて空気がたくさん入るようにし、細かく砕いた石炭をくべて、強い勢いで燃やします。 夜は大きな塊の

    【居場所】=帰りたい場所、帰るべき場所…幸せな「おうち」の記憶。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
    arakannkoala
    arakannkoala 2020/01/31
    ちょっと雑然としていても居心地の良い空間、思い出の詰まった空間‥。家が器から「うち」になるっってこういうことなんだなあって思います。
  • 【動線】=右回りを意識する、回遊型を学ぶことで、一生飽きない動線が保証される? - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    子どもの頃、大黒柱の周りをぐるぐる回って遊んだことがあります。目が回ったら反対に回る、そんな単純な遊びですが、どうやら回ることだけにでもパワーを生み出す秘密がありそうです。 Contents. 左脳と右脳のどっちを鍛えるか ヨーガの呼吸でバランスをとる 右回りにするとパワーが出る? 宇宙の創造物はほとんど右巻き 左脳と右脳のどっちを鍛えるか でもテレビでも、脳トレやクイズが人気です。 脳を活性化させてボケないように、いつまで元気でというのが目的なのでしょうが、その脳にはご存じの通り、右脳と左脳とがあります。 人間も2つのタイプに分けると、右脳型と左脳型に分かれるそうで、右脳が発達している人には芸術家肌の人が多く、左脳型の人は理論家で分析力に秀でた人が多いといわれています。 どっちを開発したいかで訓練の方法も違うようですが、自分のように欲張りな人間は、どっちの脳もトレーニングしたいので、結

    【動線】=右回りを意識する、回遊型を学ぶことで、一生飽きない動線が保証される? - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【野いちご】=過去を夢見ることを断ち切られた老人たち、その魂のゆくえ。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    高齢の家族の反対を押し切って実現したはずの新築やリフォーム。完成後間もなく、家を新しくすることに反対していた祖父美や両親が健康を損なったり、最悪の場合、亡くなってしまうことがあります。長年そこに住んできた人にとって、家やそこでの家族の記憶はかけがえのない宝物。家と魂とのつながりが断ち切られることのないように、十分な心配りが大切です。 Contents. あなたはもう老人なのよ 捨てられない気持ちの渦 過去の夢を断ち切らない あなたはもう老人なのよ 好きな映画のなかに「野いちご」(1957 スウェーデン)という映画があります。 イングマール・ベルイマン監督のもので、同監督の作品のなかでは「叫びとささやき」に次いで好きな映画です。 夢と現実が交互に交わりながら、話が展開しますが、主人公の老医師イーサクが旅の途中で老母の家を訪ねるシーンが印象に残っています。 久々に生家を訪ねたイーサクは78歳。

    【野いちご】=過去を夢見ることを断ち切られた老人たち、その魂のゆくえ。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】
  • 【開口部(サッシ+ガラス)】=窓の性能を高めることで、劇的に向上する快適さ。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】

    窓は通風や眺望の役目もありますが、外からの熱を入れない、室内の熱を逃がさないなど、断熱も大切な役割です。窓から逃げる熱は冬期で屋内の約48%。言い換えると、窓の性能を上げるだけで、劇的な暖房エネルギー削減ができるといえそうです。 Contents. 開ける窓と閉じるための窓 窓に税金が課せられた時代 冬期は窓から熱が逃げ放題 窓の断熱性能を表わす数値 不健康なコールドドラフト 窓に求める機能を絞り込む 住まいの顔を決めるのも窓 開ける窓と閉じるための窓 日における窓は「目戸」あるいは「間戸」が起源。 壁はもともと非耐力壁でしたので、大きくとっても問題にはされず、柱と柱の間が全部開口部になっているような建物は、いまも全国各地で見ることができます。 代表的な「目戸」は縁側です。 これは庭に向けた大開口部ともいえ、通風、出入り、眺望など生活機能まで有した日ならではのものといえます。 西洋建築

    【開口部(サッシ+ガラス)】=窓の性能を高めることで、劇的に向上する快適さ。 - Where we belong.=【家を知る・家に住む・この家で生きる】