公表されている人数より多い不登校の深刻な実態 この10年というもの不登校の子どもたちの人数は増え続けています。とくに近年は急増しており、2022(令和4)年度の小中学校における不登校児童生徒総数は約30万人にのぼりました。在籍児童生徒に占める割合は約3.2%ですから、平均すると一クラスに一人、不登校の子がいるような計算です。 国としても看過かんかできない問題で、さまざまな対策を打ち出してはいますが、どれも芳かんばしい成果は出ていません。 なお、不登校の高校生は約6万人で、こちらも増えています。 これらの数字を見て、あらためて不登校が大きな社会問題になっていることを感じる方は多いでしょう。ただ、実際にはもっと多いだろうと思われます。 文部科学省の定義による「不登校」とは、年間30日以上の欠席者のうち「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともで
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