jQueryの特徴の1つは、Webサイトに動きを付ける「アニメーションエフェクト」を手軽に実装できることです。jQueryで実現できるのは、セレクターで指定したHTML/XHTML(以下、HTML)要素のサイズや位置、透明度を時間の経過とともに徐々に変化させ、動いているように見せる簡単なアニメーションですが、最近のWebデザインで用いられる“動きのあるUI”を作るのには重宝します。 今回は、jQueryに用意されているアニメーションエフェクト関連の命令を紹介します。 非表示状態の要素を表示するshow() show()は、CSSのdisplayプロパティの値が「none」、つまり非表示に設定されているHTML要素を、アニメーション付きで表示状態(display:bolck;)に切り換える命令です。要素の透明度を透明から不透明にしながら、サイズ(高さ/幅)を0から本来のサイズに変化させます。