生きて候 上【電子書籍】[ 安部龍太郎 ] 価格: 605 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 後に徳川家康の参謀として活躍する本多正信の次男として生まれた本多政重だが、生まれた頃父正信は、徳川家から出奔して加賀一向一揆衆に紛れ込んでいた。信長の一向衆への攻撃が迫り、母は門徒として殉死するが、正信は母の願いで子の政重を連れて逃げ、徳川家中で武勇を誇る倉橋長右衛門の養子となった。義父の影響で政重は83㎝もある大身槍を使う武勇の士に育ち、本多正信を愚弄する武闘派の本多忠勝や榊原康政からも、一目置かれる存在になった。 ある日親友が徳川秀忠の寵臣と争い、喧嘩両成敗の所を兄の本多正純が不公平な扱いをしたことに腹を立て、一暴れしたあと徳川家から出奔してしまう。そこを前田利家から誘われ、朝鮮出兵視察の依頼を受ける。利家の次男前田利政に槍の指南をしていた政重は、利家の娘の豪姫への恋慕もあり、利家の依頼を断れ