相対湿度と絶対湿度の関係 健康面ではもちろん、楽器、家具などにとっても非常に影響が大きい、湿度についてまとめる。 相対湿度と絶対湿度の関係を簡単に説明し、さらに数字で理解しやすくなるよう、Excelで簡単に計算する方法を紹介する。 相対湿度とは何か? 湿度とは、普通は相対湿度のことをいう。 空気中に水蒸気として存在する水の割合が湿度である。その割合というのは、「実際に存在する水蒸気量」が分子で、「空気中に保持できる最大量の水蒸気」が分母になる。 やっかいはのは、空気は温度によって、水蒸気を保持できる最大量が大きく変化することである。 気温が高いと、空気中に水蒸気として保てる水の絶対量が多くなる。逆に、気温が低くなると少なくなる。これは体感でも感じていることだ。 下の表で、温度の隣にある項目「飽和水蒸気圧」というのは、この最大量のことである。30度の時には42.426hPaの圧力になるまで水