「産業医の約8割は、メンタルヘルス不調や過労の対応に自信がない」――医師専用コミュニティーサイトを運営するメドピア(東京都新宿区)が11月30日、こんな調査結果を発表した。産業医の7割は非常勤で、専門性や時間の不足に課題を感じているという。 今回調査した500人の産業医のうち、76%が非常勤として勤務。そのうち、1社当たりの平均勤務時間は、1カ月で2時間未満が最多(147人)。業務に占める時間が多いのは「衛生委員会への参加」「月1回の職場巡視」「健康診断の結果確認」などで、従業員との面談や相談にはあまり時間を割けていないことが分かった。