韓国では去年、国民食のキムチの輸入が輸出を大きく上回り、貿易赤字が日本円で52億円と過去最大となり、韓国メディアは「キムチ宗主国の恥辱」などと報じ、危機感をあらわにしています。 その結果、貿易赤字は503億ウォン、日本円にして53億円と、前の年より11%増え、統計を取り始めた2000年以降で最大となりました。 貿易赤字が拡大した理由について関税庁は、輸入の99%をしめる安価な中国産のキムチの輸入が増えたことを挙げています。 韓国の調査機関などによりますと、中国産のキムチの単価は、韓国産の6分の1以下で、韓国でも飲食店の多くで中国産のキムチが提供されているということです。 韓国では2006年以降、キムチの輸入が輸出を上回る状態が続いています。キムチの貿易赤字が過去最大となったことについて韓国の通信社、連合ニュースは「キムチ宗主国の恥辱」と報じたほか、韓国営農新聞も政府によるキムチの輸出支援の