こんなにもおしゃべりな私が口にチャックをし、皆さんに1年間も秘密に進めていた「僕ゲノムプロジェクト」の全貌を皆さんにやっとお話できることになりました。10月4日、仙台市で開催された第3回生命医薬情報学合同大会の特別企画として、全ゲノム解析データから個人の特性がどこまで判るか? ウェブ上のデータと組み合わせて個人が特定できるかを、選りすぐりのバイオインフォマティシャン3人が競いました。ゲノムは東北大学で全塩基を解読後、名前を伏せて、東大医科研のスパコンのサーバー上に掲載、このデータを基に、3人が私の特徴を推定、それぞれ発表いたしました。会場は会期最後にも拘わらず満員、大いに会場は沸きました。この社会実験から判ったことは何か? 現在、社会と摩擦を生じつつ、新たな健康市場の創造に挑戦しているパーソナルゲノム・サービス(PGS)の展開にも示唆に富む発見がありました。しかし、何事もやって見なければ判