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  • 『俳句と地球物理 (ランティエ叢書 6)』(寺田寅彦)の感想(6レビュー) - ブクログ

    時間の制約(返却期限)があったので、牛頓先生俳句集はほぼ読めず。ちょうど年末年始に読んでたので、新年の部の8句だけ読んだけど、「南窓や梅一輪の初日影」「御降や月代寒き朝詣」が好き。 寺田寅彦の名前を聞くとどうしても科学エッセイの印象が強かったのだけれども、これを読んで随分印象が変わった。あと、西鶴の印象も。3部(俳句と地球)と4部(連句と音楽)だと、4部の話の方が面白いなと思いながら読んでました。読んでて気になったので、連句のことは少し調べてみようと思う。 あと、すごく細かいことだけど、寺田寅彦の頃に「ヤンキー」という言葉が既にあったんだなということに驚いた。

    『俳句と地球物理 (ランティエ叢書 6)』(寺田寅彦)の感想(6レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/02/16
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  • 『おぱらばん (新潮文庫)』(堀江敏幸)の感想(46レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ とりすました石畳の都会から隔たった郊外の街に暮らす私。自らもマイノリティとして日を過ごす傍らで、想いは、時代に忘れられた文学への愛惜の情とゆるやかにむすびつきながら、自由にめぐる。ネイティブのフランス人が冷笑する中国移民の紋切型の言い回しを通じ、愛すべき卓球名人の肖像を描いた表題作をはじめ、15篇を収録した新しいエッセイ/純文学のかたち。三島賞受賞作。

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    arendt85 2014/02/05
    【本棚登録】『おぱらばん (新潮文庫)』堀江 敏幸
  • 『愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)』(原りょう)の感想(63レビュー) - ブクログ

    新シリーズ第1弾。 と作者は言っているが、13年経った今も続編は出ていない。しかも、前作から6,7年経っている。それだけ間が空いても、無理に時間の流れを止めようとせず、時代背景もきちんと執筆している時代に合っている。 相棒の渡辺が亡くなって、第1期のシリーズが完結してから6年。沢崎は相変わらず「渡辺探偵事務所」を続けていた。 今回の依頼人は高校生らしい女の子。自首した父親に「自分に何かあったら、『渡辺』を頼れ」と言われて、探偵事務所を訪れていた。 神奈川の銀行で起きた射殺事件、依頼人の父親である伊吹が護送中に襲撃されたり、銀行の射殺事件のどさくさに紛れて行われていた誘拐事件…たくさんの事件が同時に進行していく。あまりにたくさんのことが起き過ぎて、今回は内容についていくのが困難だった。 それでも、こんなにたくさん張った伏線をきれいに回収するのはさすが。ただ、唐突に沢崎が事件質を見抜くのは

    『愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)』(原りょう)の感想(63レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/02/02
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  • 『さらば長き眠り (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-4)』(原りょう)の感想(60レビュー) - ブクログ

    前作「私が殺した少女」を読むのに苦労したので、今作も時間がかかることを意識して、週末に読み始めたが、意外にも2日で読み終わってしまった。 前作から6年経って発表されたが、舞台もきちんと6年経っており、400日間東京を離れていた沢崎が東京に戻ってくるところから始まる。 6年経っていても、時代設定は1993年ごろと思われるが、やはり古臭さは感じない。前作は警察とがっつり関わっていたが、今作は警察の登場も少なく、沢崎の探偵の腕が際立つ内容。 高校野球にまつわる八百長事件、能の宗家にまつわる跡継ぎ問題など、依頼にどう結びついて来るのか、読んでいて、全然先が読めない。その謎を簡単に沢崎が解いてしまうのが、王道の探偵小説と言うものなのか。 渡辺の事件も解決し、一部では今作を「沢崎シリーズ一部完結作」と言うが、この先、探偵業も規制が入り、その後どんな探偵になっているか、まだまだ先が楽しみなシリーズ。

    『さらば長き眠り (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-4)』(原りょう)の感想(60レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/02/01
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  • 『天使たちの探偵 (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-3)』(原りょう)の感想(67レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ ある女のひとを守ってほしい-沢崎の事務所を訪れた十才の少年は、依頼の言葉と一万円札五枚を残して、雨の街に消えた。やむなく調査をはじめた沢崎は、やがて思いもかけぬ銀行強盗事件に巻き込まれることに…私立探偵沢崎の短篇初登場作「少年の見た男」ほか、未成年者がからむ六つの事件を描く、日冒険小説協会大賞最優秀短編賞受賞の連作集。

    『天使たちの探偵 (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-3)』(原りょう)の感想(67レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/28
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  • 『黄色い部屋はいかに改装されたか?増補版』(都筑道夫)の感想(9レビュー) - ブクログ

    晶文社版を読んだばかりなので増補部分を中心に読む。 トリックよりロジック重視という著者の主張は、書に関係なく、有栖川有栖の作家アリスシリーズを読むうちに自分も思い至っていた。鬼面 人を威すトリックは不要で、綿密に組み立てられた犯罪計画のわずかな疎漏を、探偵がロジカルに解き明かしてゆけば、読み応えのあるミステリが成立する。 法月綸太郎による解説の「トリック小説の不自然さを自覚したきっかけが、少年向けの挑戦状ミステリ『蜃気楼博士』だった」。そんなくだりがあったっけ? 気になって最初から跳ばし読み、ようやく見つける。「そもそもは、三年ばかり前、中学生向けの雑誌に、推理小説を連載したことに原因しているのです」。ここだ。 都筑道夫のジュブナイルといえば『妖怪紳士』が後で考えればクートゥルー神話だったり、子ども相手でも手を抜いていない。『蜃気楼博士』も面白いのだろう。

    『黄色い部屋はいかに改装されたか?増補版』(都筑道夫)の感想(9レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/25
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  • 『殺す・集める・読む―推理小説特殊講義 (創元ライブラリ) (創元ライブラリ L た 1-1)』(高山宏)の感想(12レビュー) - ブクログ

    推理小説の生まれた時代背景や、同世代の作家、など私の思いつく文化的背景などで収まらず様々な視点から推理小説を著者の視点で語っている。 今まで読んできたとは一線を画する。今まで高山宏さんのと出会わなかったことは、とても残念なことだ。これからの人生をより豊かにしてくれる著者に出会えたことを素直に喜びたい。 著者自身が「博覧強記の学魔の異名をとる」という自身の紹介記事をことのほか気に入っているようなので仕方がないが、とにかく出てくるは出てくるは。見たことも聞いたこともないの名前が次から次へと繰り出される。俗にいう「高山ワールド」の信奉者ならともかく。初心者には敷居の高いこと、天狗様御用達の高下駄を履いても、跨ぎ越すことは覚束ない。そうは言っても、上から目線で語りだされる「講義」そのものは、独特の講釈口調でなかなかに魅力的。 まずは冒頭に掲げられた表題作「殺す・集める・読む」を読めばいい。

    『殺す・集める・読む―推理小説特殊講義 (創元ライブラリ) (創元ライブラリ L た 1-1)』(高山宏)の感想(12レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/25
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  • 『大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)』(レイモンド・チャンドラー)の感想(41レビュー) - ブクログ

    ドラちゃんの長編はほぼすべて目を通しているんだけど、この処女作だけは何となく今まで読みそびれてた(>_<) 他の作品どうよう、もちろん作もカチカチのハードボイルド( ´ ▽ ` )ノ カッコキメキメ( ´ ▽ ` )ノ 死の床の将軍( ´ ▽ ` )ノ イカレポンチの娘ふたり( ´ ▽ ` )ノ キザなゆすり屋に、エロ貸しに、その他もろもろ( ´ ▽ ` )ノ あんまりキャラや設定が強烈過ぎて、ストーリーがさっぱり記憶に残らない(>_<) 「さらば愛しき人よ」なんか、5回か6回読んでるはずなのに大鹿マロイ以外なにもおぼえてない(>_<) 作もおなじことになりそう(>_<) タイトルがまたすごいよね( ´ ▽ ` )ノ 「大いなる眠り」( ´ ▽ ` )ノ 結局いちども登場しなかったキャラの死を、ここまで大仰にタイトリングした小説が、他にあるだろうか( ´ ▽ ` )ノ しかしまあ、

    『大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)』(レイモンド・チャンドラー)の感想(41レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/25
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  • 『女優志願 (講談社文庫 は 29-5)』(デイヴィッド・ハンドラー)の感想(4レビュー) - ブクログ

    ホーギーシリーズの第五弾である。主人公がゴーストライターで有名人の自伝のゴーストとなりその周りで事件が起こる。この展開は毎度のことだが、飽きずに読むことができる。それはセリフの言い回しが鋭く、シニカルであり、物語に引き込まれて、楽しめるからである。 英語の題名を日語訳すると「成長しなかった少年」だが、日語の題名は「女優志願」であり、なぜこんなにも題名が変わってしまったのかなと思った。読み終えると女優志願という題名に納得した。主人公がゴーストをやった自伝として見るか、ミステリー小説として見るか、どの視点から物語を見るかによって題名が変わったのかなと思った。

    『女優志願 (講談社文庫 は 29-5)』(デイヴィッド・ハンドラー)の感想(4レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/25
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  • 『心の鏡 (ダニエル・キイス文庫 8)』(ダニエル・キイス)の感想(20レビュー) - ブクログ

    2014年9月29日読了。中篇「アルジャーノンに花束を」を含む、ダニエル・キイスの日編集版の短編集。「アルジャーノン」を読みたくて・相方に読ませたくて再読したが、またしても涙。やはり長編よりもこの中篇のスピード感と読後の切なさがたまらない・・・。チャーリイが工場を再び訪れるシーンは思い出しただけでも泣ける。表題作や「エルモにおまかせ」など他の作品も、手堅く作ったSFという感じで普通に読めた。

    『心の鏡 (ダニエル・キイス文庫 8)』(ダニエル・キイス)の感想(20レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/25
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  • 『新装版 推定無罪 (下) (文春文庫) (文春文庫 ト 1-12)』(スコット・トゥロー)の感想(20レビュー) - ブクログ

    下巻です。 主人公・サビッチさんは、エリートの検事補なのに、殺人罪に問われます。 それも、同僚の美女検事補を殺した、という…。 関係はあったんですが、殺しては無い。 冤罪です。 成程、法廷場面は圧巻に面白いと思いました。 検察と弁護側のやりとり、その心理や裏付け。 作家さんは現役の法律家なので、無論詳しい訳です。 けれども、書いてあることがどこまでリアルなのかは判りません。けど、リアルっぽく楽しめます。 そして、家庭人でもある主人公が、有罪になった場合の恐怖を強く植え付けつつ。 裁判は一進一退、と言いながら、 以降ネタバレですが 被告=主人公=つまり弁護側 が勝訴します。 その逆転劇的な法廷でのやりとりは、 事前に「負けた場合の陰惨さ」を心情描写で売っている分だけ、痛快な気分。 そして、その娯楽性だけではなくて、やはりこの小説は、現代アメリカ文学らしく、 「現代アメリカの貧しい側面、退廃し

    『新装版 推定無罪 (下) (文春文庫) (文春文庫 ト 1-12)』(スコット・トゥロー)の感想(20レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/25
    【本棚登録】『推定無罪 〈新装版〉 下 (文春文庫)』スコット トゥロー
  • 『新装版 推定無罪 (上) (文春文庫) (文春文庫 ト 1-11)』(スコット・トゥロー)の感想(24レビュー) - ブクログ

    時折、海外ミステリーを読みます。 そんなに詳しくないので、適当に有名なものを。 という訳で、スコット・トゥローさんという人の書いた「推定無罪」。まずは上巻。 元検事補で弁護士さんなんですね。作者が。そりゃ法廷については詳しいはずです。 「法廷もの」の不滅の名作だそうです。1987年にアメリカで出た小説。 地方の州が舞台みたいで、そこの検事補さんが主人公。一人称小説です。 どうやらアメリカのそういう職業では、検事補とか検事とかっていうのは、政治家の類なんですね。 選挙とかでボスが選ばれる。 でも同時に、警察を指揮して、捜査にあたって、法廷で活躍します。 主人公のラスティーさんは40代な感じ。男性。既婚。男の子が1人います。 で、ボスが選挙で負けそうだ。 というちょっと不安な時期に、同僚/後輩のセクシーな30代(40代?)女性と不倫の情事に溺れちゃう。 この女性がセクシーで野心家の設定。ちなみ

    『新装版 推定無罪 (上) (文春文庫) (文春文庫 ト 1-11)』(スコット・トゥロー)の感想(24レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/25
    【本棚登録】『推定無罪 〈新装版〉 上 (文春文庫)』スコット トゥロー
  • 『待っている チャンドラー短編全集 (3) 創元推理文庫 (131‐5) (創元推理文庫 131-5 チャンドラー短編全集 3)』(レイモンド・チャンドラー)の感想(8レビュー) - ブクログ

    「レイモンド・チャンドラー」のミステリー作品集『チャンドラー短編全集3 待っている(原題:I'll be Waiting and Other Stories)』を読みました。 久しぶりにミステリ作品を読みたくなったんですよね。 -----story------------- ●「大沢在昌」氏推薦――「大人の女の恋と諦念、大人の男の優しさ」(ミステリーズ!Vol.01) タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きている資格がない。 ロスアンジェルスのネオンの中を無鉄砲に、しかし一抹の感傷を抱いて歩む主人公「フィリップ・マーロウ」。 その「マーロウ」に現代人の一典型を見出し、彼の魅力にひかれる読者は多い。 書は「マーロウ」ものを含めた中編、『ベイ・シティ・ブルース』、『真珠は困りもの』、『犬が好きだった男』異色短編『ビンゴ教授の嗅ぎ薬』そして『待っている』を収録。 ----------

    『待っている チャンドラー短編全集 (3) 創元推理文庫 (131‐5) (創元推理文庫 131-5 チャンドラー短編全集 3)』(レイモンド・チャンドラー)の感想(8レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/23
    【本棚登録】『待っている チャンドラー短編全集 (3) 創元推理文庫 (131‐5)』レイモンド・チャンドラー
  • 『フィッツジェラルドをめざした男 (講談社文庫 は 29-2)』(デイヴィッド・ハンドラー)の感想(12レビュー) - ブクログ

    ゴーストライターのスチュワート・ホーグシリーズ、1991年発表の第3弾。 今回の依頼は、フィッツジェラルドの再来と謳われた新進気鋭の小説家キャメロン・ノイアスの回想録。大学時代に執筆した処女作が大きな反響を呼び、華々しいデビューを果たすものの、第2作以降が全く書けなくなっていた。ノイアスの旧友で著作権代理人サミュエルズにとって、溢れ出る才能と魅力的な容姿で一躍時代の寵児となった若者の名を留めることは喫緊の課題だった。 ホーグは、文学界の旗手として名を馳せながらも、その後は鳴かず飛ばずとなり、不意な生業で生きている己自身と重ね合わせる。かつての自分の姿が、そこにあった。煌びやかな世界は、裏を返せば、さもしい俗物らの巣窟である。その象徴の如き〝文壇〟へと戻ったホーグは、ノイアスの取り巻きである出版社の編集長や文芸評論家らの間を渡り歩く。やがて、浮かび上がるノイアスの深い闇。ホーグは、不可解な

    『フィッツジェラルドをめざした男 (講談社文庫 は 29-2)』(デイヴィッド・ハンドラー)の感想(12レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/14
    【本棚登録】『フィッツジェラルドをめざした男 (講談社文庫)』デイヴィッド ハンドラー
  • 『さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 7-2)』(レイモンド・チャンドラー)の感想(87レビュー) - ブクログ

    ハードボイルドの古典であり永遠不滅の傑作である。レイモンド・チャンドラーが創造した探偵フィリップ・マーロウは、幾多の派生キャラの原型として、数多の作家達に大きな影響を与え続けている。「ロング・グッバイ」に続いてマーロウを読了した。 「リリシズム」なる言葉を使ってチャンドラーの作風が評されることが多い、ハヤカワ文庫の裏にもその言葉がある。直訳すれば「叙情的」となるそうだ。主人公フィリップ・マーロウの生き様、そして事件の幕切れに共通する、ある種のオーラ?色彩?総じてリリシズムという言葉で括っているように思う。なるほど常にやるせなく切ない空気に包まれている世界観が、そこにある。 ただし当の意味でチャンドラーとマーロウのリリシズムを理解しようとするならば、原書で読まねばならないのではないか?海外作品を読む時に常によぎる感傷が、特に大きく感じられるのがマーロウものなのだ。 自分のように日語しか理

    『さらば愛しき女よ (ハヤカワ・ミステリ文庫 7-2)』(レイモンド・チャンドラー)の感想(87レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/13
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  • 『美少年 (新潮文庫 た 63-1)』(団鬼六)の感想(30レビュー) - ブクログ

    2015年22冊目は、今年に入って2冊目の団鬼六作品。 を弟子に寝取られ、嫉妬にかられる「不貞の季節」 独自の倒錯的官能美感を吐露しているような「美少年」 男の器というものを感じさせられた「鹿の園」 以上の短編が3篇。 そして、日活ロマンポルノ、初代SMの女王谷ナオミの半生を回顧録的に綴った「妖花」 新潮文庫の団鬼六作品は『檸檬夫人』に続いて2冊目。この2冊に共通するのは、どちらも私小説的な短編集だということ。そして、SMの巨匠、倒錯文学家という肩書きからは少々想像付きにくい、女々しいまでに嫉妬深い一面。また、独特なユーモア感覚を持つ、人間臭い部分がとても目立つ。 300p程度だが、トータル7時間位かかったんじゃないかな?相変わらず濃密。

    『美少年 (新潮文庫 た 63-1)』(団鬼六)の感想(30レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/13
    【本棚登録】『美少年 (新潮文庫)』団 鬼六
  • 『女優の肖像 (フォト・ミュゼ)』(秋山庄太郎)の感想(1レビュー) - ブクログ

    逗子図書館でよむ。興味深い写真集でした。女優=美人ではありません。時代を超越した美人は、滅多にいません。現代の水準考えると、疑問符がつきます。特に、スタイルです。例外は、浅丘ルリ子さんとでした。夏目雅子さんの美しさは再確認です。浅丘ルリ子さんの美貌には、驚きです。加賀さんもすばらしいです。

    『女優の肖像 (フォト・ミュゼ)』(秋山庄太郎)の感想(1レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/12
    【本棚登録】『女優の肖像 (フォト・ミュゼ)』秋山 庄太郎
  • 『キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 4-2)』(コリン・デクスター)の感想(22レビュー) - ブクログ

    1989年12月ハヤカワ文庫刊。英国で、シャーロック・ホームズと人気を二分するというモース警部を読んで見た。ひらめきか、または思い付きで捜査を始めて、明らかになった事実に辻褄が合わなくなると路線を変えて捜査するというスタイルは、よく考えると極めて正統とも受け取れるところがあって面白い。相棒のルイス警部もよくやってます。二転三転、最後の予想もしない解決は、やはりどんでん返しと言っていいのかと考えてしまいます。この作風がコリン・デクスターであり、この展開で、事件を解決していくのが、モースのオハコのようです。

    『キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 4-2)』(コリン・デクスター)の感想(22レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2014/01/11
    【本棚登録】『キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』コリン デクスター
  • 『長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 7-1)』(レイモンド・チャンドラー)の感想(241レビュー) - ブクログ

    そういえば読んでいない、……と思う名作シリーズ。 言わずと知れたハードボイルド! かたゆで卵! 想像していたよりも読みやすく、想像していたよりも推理小説していた。 独特の文体で、しかも一癖ある描写が妙。 それにしても描写がちとウザイかな。一人一人の服装なんかは特に興味ないので、最初はおもしろく読めていてもだんだん冗長に感じて来る。 セリフ回しなどもストレートなものはなく、それが気に入る人は心酔するだろうし、気に入らなければくどいだけに感じるだろう。 入り込めれば、まあ、おもしろく読めた。 な~がいあ~い~だ~♪ ま~たせて(読まずに)ご~めんね~♪ なぜか読み始めるときはKiroroの「長い間」を口ずさんでいたわ(笑)

    『長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 7-1)』(レイモンド・チャンドラー)の感想(241レビュー) - ブクログ
    arendt85
    arendt85 2014/01/02
    【本棚登録】『長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))』レイモンド・チャンドラー
  • 『偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1)』(ピーター・ラヴゼイ)の感想(44レビュー) - ブクログ

    ひゃ~、この、とても面白かった! 読んだことない人はみんな、読んだ方が良いと思う! 図書館で取り寄せてもらったんだけどね、 まぁ、この文庫のぼろくなってることと言ったら! 皆さんがせっせと読んだ証ね…と なんだか嬉しくなってしまった! お花屋さんに勤める、恋愛小説を読むのが大好きな と言うか絵空事を指針にして生きている 夢見る夢子さんこと、アルマちゃん(28歳)は、 はじめて行った歯医者さんで、歯科医に一目ぼれ! 一方その歯科医バラノーフは腕も良く医院も繁盛しているが、 女優のには頭が上がらない。 その気の強いリディアは、 「自分がいま一つ活躍できないのは場所が悪い」と言う事で イギリスにあるもの何もかもすてて、 昔の知り合いチャーリー・チャップリン(!)を頼り アメリカに渡ることに。 バラノーフは自分の歯科医院を 患者もろとも勝手に売り払われ、 その他もろもろでもう我慢も限界、 ア

    『偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1)』(ピーター・ラヴゼイ)の感想(44レビュー) - ブクログ
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    arendt85 2013/12/28
    【本棚登録】『偽のデュー警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫 91-1)』ピーター・ラヴゼイ