→紀伊國屋書店で購入 最近の日本の政治は、どうなってしまったのだろう。「昔は良かった」とはつゆとも思わないが、何も決まらない、前に進まない。「末期的」という言葉が脳裏に浮かぶ。「政権交代によって世の中が変わるかもしれない」という期待は、もはや海の藻屑と消えた。「民主党が期待はずれだった」と言うのは簡単だが、「自民党はもとより他政党が同じ立場だったとしても結局は同じだろう」というところに、歯がゆさがある。一国民として何とも為す術がないところがもどかしいが、昨年3月の東北大震災の被災者の方々の思いは想像して余りある。 その政治の右往左往だが、一時さかんに報道されていたTPP(環太平洋パートナーシップ協定)に関しては、その後の進捗状況がほとんど伝わってこない。この協定が締結されてしまうと日本の農業、とりわけ米の生産農家はほぼ壊滅状態に陥り、医薬品業界も大打撃を受ける、という警鐘が鳴らされていたこ
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