誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) 本書は佐藤優氏による『資本論』の講義をまとめた 『いま生きる「資本論」』(新潮社)に続く第2弾です。 容赦のない収入格差。逃れられない教育格差…。 暗い時代を生き抜くために『資本論』の知恵を 生かすものです。 本書は作家で元外務省主任分析官である佐藤優氏が 講師を勤める超『資本論』講座を完全活字化第2弾で あります。 前作『いま生きる「資本論」』(新潮社)も僕は以前、 読んでおりましたが、その流れて今回も手にとって 読んでおりました。 佐藤氏は常々、 「『資本論』は革命の書ではない」 と喝破されており、今回も宇野弘蔵氏の読み方で『資本論』を 読みすすめていくわけです。