アメリカン・ニューシネマの傑作の一つであり、 実在した銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの 夢を追い、時代に取り残されていく様を描いた傑作です。 しかし、日ごろあまり西部劇は見ない僕だったので、 一切スルーしていたのですが、それを覆したのは海洋学者 高井研氏の『微生物ハンター、深海を行く』 (イースト・プレス)を 読んだことがきっかけでした。 映画を見終えた僕は高井氏のツイッターに 『高井さんへ。『明日に向かって撃て!』を昨日ようやく 観終えました。ラストシーンの止め画が強烈な印象を残して おりました。高井さんの『微生物―』を読まなければ観る事は 無かったでしょう。』 とリプライを飛ばすと 『ベタベタですが、それ故良いと思います。』 という返事が返ってきたことも、素晴らしい思い出です。 話を戻して、 家畜を盗み銀行強盗を繰り返す二人組、 ブッチ・キャシディ (ポール・ニューマン
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレンは、国連に公式に承認された、子どもたちのための民間の国際援助団体(NGO)です。より多くの子どもたちを救うために皆様の寄付・募金・ボランティアが必要です。 という非営利団体の動画で、シリアで生まれ育ち、現在は難民として生きる少女の1日を1秒で表現したビデオだそうです。 シリアの現状を見た上でできたその映像は、一人の少女が戦争化でどのようになって行くのかを捕らえておりまして、感情屋表情豊かだった少女が 爆撃や銃声にさらされることによって恐怖で引きつり、最後は無表情になっていくまでもプロセスがとても、切ないです。 Still The Most Shocking Second A Dayより こちらはその続編であり、 現在はロンドンに住む少女リリーが 新たな生活を求めてイギリスを逃れ、途中、家族とも離ればなれになりながら、危険で孤独な旅をする難民の少女となってい
誇りを失った豚は、喰われるしかない。イエスはこれを聞いて言われた。 「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」 (マルコによる福音書2章17節) 筆者こと主人公は「七帝柔道」という寝技中心の 柔道に憧れ二浪の末にその一角を占める北海道大学に 入学した。 そこから物語ははじまります。『寝技中心の柔道』に己の 全てを賭ける男たちの青春を描いた小説です。 実をいうと僕は、大学時代に1度だけ、七帝戦、もしくは 七大柔道大会というものを見たことがあるんです。 ここで行われる柔道は、講道館ルールと呼ばれる オリンピック等で見られるものではなく、現在で似た様な ものはブラジリアン柔術のように(ルーツが同じだから 当然といえば当然)ひたすら寝技で戦うというもので、 さらにいうなれば関節を極められてもギブアップはせず、 締め技が
ちくま新書2月刊『天災と日本人』の序章を公開いたします。災害多発列島で暮らす日本人は、どうやって天災と付き合ってきたのか。序章は、ラフカディオ・ハーンを引きながらの、導入部分です。ぜひお読みください。 天災列島、日本 ギリシャで生まれ、イギリスで育ち、アメリカを経由して、明治23年(1890)4月に来日したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、島根県の中学校や、熊本県の高校で英語教師として勤めたあと、兵庫県神戸市で英字新聞『神戸クロニクル』の記者をしていたことがある。明治27年10月27日、ハーンは同紙に、「地震と国民性」(Earthquakes and National Character)という論説記事を発表している。ハーンはそこで、絶えず自然災害に見舞われるという日本の風土が、特徴的な文化を生み出したのではないかという仮説をもとに、独自の日本人論を展開した。 「近年起こった大災害――明
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く