コンデナスト・ジャパンが11月9日に開催したWIRED CONFERENCE 2012。基調講演にはWIRED編集長のクリス・アンダーソン氏が登壇。「ロングテール」や「フリーミアム」の提唱者でもある同氏が、自身の最新の著書である「MAKERS」でも記したメイカームーブメントについて語った。 アンダーソン氏はまず、自身の母方の祖父であるフレッド・ハウザー氏のことを紹介した。スイスから移住し、ハリウッドで機械工をしていたハウザー氏。電子時計の技術を用いて、自動スプリンクラーシステムを開発して特許を取得した。当時は特許を持っていたところで、スプリンクラーを自ら製造し、販売することは難しい時代。ライセンスをメーカーに提供することで、そのロイヤリティを得たという。アンダーソン氏はこれを「20世紀のサクセスストーリー」と語る。 その祖父とともに、金属の固まりからパーツを削り出してガソリンエンジンを製作
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