「障害×提案=住みよいつくばの会」には障がいの有無を問わず、さまざまな市民が参加する。会はメンバーを固定しておらず、ミーティングへの出入りも自由。関心があれば、いつでも誰でも自由に参加できる 「障がいのある子どもが今の普通学校に行ったら、使えるトイレはどのくらいある?」「まずは周囲の意識を変えることじゃないかな」「それを実現させるには費用の負担はどうするのがいい?」 2024年1月のある午前。 つくば市のコミュニティセンター「かつらぎ交流館」を訪れると、にぎやかな話し声が響いていた。街づくりプロジェクト「障害×提案=住みよいつくばの会」の定例ミーティングだ。交流館は、つくばエクスプレスの研究学園駅と終点・つくば駅の中間付近の住宅地にある。そこに、多様な18人の市民が集まった。 電動車椅子を使う人、たん吸引などの医療的ケアを必要とする人、見た目ではわからない障がいのある人。障がい当事者たちだ