アレクサンドル・フラムチヒン、政治・軍事分析研究所分析課々長。 南オセチアで最近起きた、そして起きていることから判断して、幾つかの予備的な結論を引き出すことができる。例えば、グルジアの大統領は、自国の軍事力の戦闘能力を余りに過度に評価していたことだ。もちろん、サーカシヴィリ政権のグルジアの軍事力は、基本的には、ガムサフルジア政権の時のような「ならず者の寄せ集め集団」と比べれば、はるかに整備はされている。しかし、戦闘レヴェルを持つグルジア軍の人的構成となると、非常に制限されている。さらに、数量的にも軍事装置と技術は制限されている。加えて、軍事技術の90%以上が老朽化し、現代の要求を満たすレヴェルにない。 サーカシヴィリの計画は理解できた。国境と並んでいるツヒンワリを占領し、そこにサナコエフ政府を作り、それを南オセチアにおける唯一の合法政権とし、そして、南オセチナの残りのすべての地域は、ロ
ウラジミール・ジャリヒン、CIS諸国研究所次長、兼、国家戦略評議会委員。 ロシア・ノーヴォスチ通信社に寄航。 戦争での勝利は戦闘の現場だけで築き上げられると思っている人には、最近の歴史を思い出してもらいたい。そう、大祖国戦争での偉大な勝利のことだ。この勝利は、ベルリンを占領したモスクワやスターリングラードを守る者がいなかったら不可能であっただろう。しかし、軍事行動の過程やその終了の時には、ヤルタやポツダムでの、外交戦線でのこの軍事勝利の結果を国際的に認知するために少なからぬ激しい闘争が展開された。 グルジアとの軍事紛争ではロシアの軍事勝利は、一見、疑う余地のないほど明白だ。しかし、外交的手段を使って変化した現状を最大限に確保することも非常に重要なことだ。しかし、事は単純ではない。敵対側(グルジアやアメリカなど)は、複雑な事態に陥った。現在、情報空間では、アメリカの指導部はどの程度サー
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