安全第一。車掌の案内放送は車内だけでなく、ホームにも響く=神戸市中央区、JR三ノ宮駅(撮影・長嶺麻子) 電車の扉(ドア)は「閉める」? 「閉まる」? 数年前から、鉄道会社によって、車掌の発車時の案内放送に、「扉が閉まります」と「扉を閉めます」の言い回しが混在している。ささいな違いだが、どこが違うのか。混雑時など使い分けているようだが、違和感を覚える利用客もいる。(長沼隆之) JR西日本によると、「ドアが閉まりますので、ドアにご注意ください」が標準。ただし、混雑時や駆け込み乗車の防止など乗客により強く注意を促す必要がある場合、「ドアを閉めます」の言い回しが使われる。頻繁に利用するという神戸市東灘区の会社員男性(45)は「昼間でも『ドアを閉めます』の表現を比較的よく耳にする」と話す。 阪神は「扉が閉まります。ご注意ください」が標準。時折、「扉を閉めます」の表現も聞かれるが、「標準が絶対というわ