前回は、ビジネスプロセスの連携方式として、リクエスト・リプライとイベントドリブンについて説明しました。今回はリクエスト・リプライ方式の実行環境としてデファクトスタンダードになりつつあるBPELについて取り上げます。 BPELはビジネスプロセスを定義するための言語仕様です。IBMが仕様開発を行っていたWSFLとMicrosoftが開発していたXLANGを基に、SiebelSystem、BEA、SAPが加わって2003年に提案されたBusiness Process Execution Language for WebServices Version 1.1(BPEL4WS)がベースとなっています。 BPELはその後、標準化団体であるOASISに移譲され、今年(2007年)4月にBEPL 2.0(Web Service Business Process Execution Language Ve