Windowsの自動更新は、Windows XP SP1/Windows 2000 SP3以降に含まれる機能である。この機能は、定期的にWindows Updateサイトと通信を行い、新たなセキュリティの更新があると、設定に基づいて、図1のように通知を行ったり、セキュリティ更新のダウンロードや自動インストールを行ったりするサービスである。 しかし、インターネットのWebアクセスにアプリケーションプロキシを経由させることが必要な環境では、ユーザーがプロキシの設定を行っただけでは、Windowsの自動更新は機能しない。これは、Windowsの自動更新はLocal Systemアカウントで動作するため、Local Systemアカウントのプロキシ設定が参照されてしまうためである。 この問題を解決する方法は、いくつかある。マイクロソフト社の推奨は、プロキシの自動設定を行うWPADプロトコルを使用す