今年の春の例大祭には、106人の超党派国会議員が靖国を参拝したと言う。 相も変らぬ馬鹿げたパフォーマンスだ。 参拝した閣僚は「真心から“英霊”に感謝の誠をささげる」と言うのが常套文句だが、本当にその気持ちがあるなら個人で静かに祈るべきで、記者団に囲まれてぞろぞろ集団で参拝するものではない。 パフォーマンスの演出者である「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会(以降、『参拝する会』と呼ぶ)」は「靖国神社に祀られている過去に行われた戦争(戊辰戦争・日清戦争・日露戦争・大東亜戦争など)の英霊の御霊達を、国会議員みんなで参拝しよう」と言う趣旨で設立された超党派議員団体である。 この趣旨には「戊辰戦争」とか「英霊」と言う靖国神社の性格を示すキーワードが登場するが、靖国の特殊性については「靖国神社って何?」と言う池田信夫先生のブログ記事が的確に説明しているので、御一読願いたい。 そして見逃せないのが、