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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/reizei (31)

  • 【オバマ回顧録】鳩山元首相への手厳しい批判と、天皇皇后両陛下への「お辞儀」の真実

    今月の大統領選でバイデンの応援演説をするオバマ前大統領(11月2日、ジョージア州アトランタ) Brandon Bell-REUTERS <外交も含めたオバマ政権8年の政治的決断を克明に記録した書は、歴史的な記録として貴重> かねてから話題になっていたバラク・オバマ前大統領の回顧録『約束の地(A Promised Land)』が、今月17日に発売になりました。紙版では768ページでこれだけでも大冊ですが、実は今回の『約束の地』は前編であり、後編に当たる部分はこれから完成するようです。その後編が仮に同じ分量だとすると2冊で1500ページになるわけで、これは相当な分量です。 肝心の内容ですが、シカゴ時代や上院議員時代から書き起こし、大統領職にあった8年間に、自分がどのように国内外の情勢を認識して、合衆国大統領として判断を下し続けたかが克明に記録されています。もちろん、政治的影響力ということでは

    【オバマ回顧録】鳩山元首相への手厳しい批判と、天皇皇后両陛下への「お辞儀」の真実
  • 東京五輪の観戦客には中継映像の「おもてなし」を

    アメリカテレビ局のリオ五輪中継は、露骨な「アメリカ中心」編成。放映権の関係等でこれは日も同様だが、4年後の東京五輪では、外国から来た観戦客が自国選手の活躍を映像で視聴できるように配慮できないのか>(閉会式に登場したマリオに扮した安倍首相) リオ五輪は無事に終わりました。閉会式は米NBCのプライムタイム放映で見ていましたが、「東京2020」のPVと、安倍首相のマリオは大変に好評でした。特にマリオは大受けでしたが、予告編でここまでやってしまうと実際の2020年の開会式でネタが尽きないか、個人的にはちょっと心配になりました。 ところで、アメリカで五輪の中継を見ると、色々と困難が伴います。と言うのは、NBC系列が完全に独占権を持ち、「圧倒的にアメリカ選手中心の編集」になっているからです。 この点では、北京五輪の頃までは「ドラマ性のショーアップ」という演出の方針があったようで、アメリカの選手が

    東京五輪の観戦客には中継映像の「おもてなし」を
  • ピート・ローズの愚痴をスルーしたイチロー選手の「選球眼」

    <ピート・ローズが付けた、日米通算の安打記録への難癖を見事にスルーしたイチロー選手。ところが、この「ローズ発言」への反動から、アメリカで今回の偉業が大きく評価された一面もある> マイアミ・マーリンズのイチロー選手が、日米通算で4256安打の記録を越えて4257目を打ち「ピート・ローズを越えた」ことが、大きな話題となりました。 これに対して、ピート・ローズ人が「イチロー選手の記録達成まで3」という時点で「日の記録をカウントするのなら、自分の高校時代の安打数も入れてくれ」などと発言。さらには「タフィ・ローズ(元近鉄)が日で55ホームランを打ったが、アメリカではダメだっただろ」というような「屁理屈」まで付けました。 この発言に関して一つ指摘しておきたいのは、ピート・ローズという人物の立ち位置です。ローズは、レッズの監督時代の1989年に野球賭博への「関与」を指摘され、球界から今でも永

    ピート・ローズの愚痴をスルーしたイチロー選手の「選球眼」
  • オバマ広島訪問をアメリカはどう受け止めたか

    <オバマの広島訪問と平和メッセージを、アメリカテレビ・新聞はともに予想以上に好意的に報じた。現在でも原爆投下の肯定論が根強い米世論を考えれば、慎重にタイミングを図ってきた今回の訪問は、結果として成功裏に進んだと言えるだろう> オバマ大統領の広島訪問がアメリカでどう報じられるかを考える際、その時間帯は非常にクリティカルな要素でした。広島での演説は、伊勢志摩サミット終了後の日時間27日(金)の午後5時40分過ぎに始まりましたが、アメリカ東部時間では同日の午前4時40分過ぎになります。 注目したのは、東部時間午前7時に三大テレビネットワークがどう扱うかでした。というのは、この日は通常の金曜日ではなく、週明けの月曜日が「メモリアルデー(戦没者慰霊の日)」の祝日にあたるため週末が3連休になるからです。 この3連休は、前日の金曜から有休を取る人はそれほど多くないにしても、金曜午後からは多くのオフィ

    オバマ広島訪問をアメリカはどう受け止めたか
  • 手詰まり感が濃厚になった北陸新幹線の「福井先行開業」

    今年2015年3月14日に長野~金沢間が延伸開業した北陸新幹線は、現時点では西へ延ばし福井経由で敦賀までのフル規格整備が決まっています。建設を担当する鉄道・運輸機構も、開業後実際に運行するJR西日も「金沢~敦賀間は2022年に開業」という計画を前提に工事や準備を進めていました。 ところが、今年に入って雲行きが変わって来ました。自民党内の「与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム」の座長が、亡くなった町村信孝前衆院議長から稲田朋美政調会長に変わると共に、「福井先行開業」の声が大きくなってきたのです。目標は「2020年、オリンピックの年」に福井先行開業を実現するというのです。 この「金沢~福井間」ですが、既に様々な準備はされています。例えば、今回の金沢延伸に伴って建設された「白山車両基地」は金沢駅から福井へ向かって約10キロ西へ行ったところにありますから、この区間は既に完成しているわけです。

    手詰まり感が濃厚になった北陸新幹線の「福井先行開業」
  • 北陸新幹線、敦賀以西の延伸に「正解」はあるのか?

    金沢から西(南)へ敦賀までの延伸が既に着工している北陸新幹線については、福井までの先行開業を望む声があるものの、実際には難しいだろうというお話を今月このブログでしました。実は、この「福井先行開業」は、まだ北陸新幹線問題の中では「序章」のようなもので、その先には「敦賀から先をどうするか?」という難問が控えています。 要するに、フル規格の新幹線で北陸と関西を直結させようという構想です。 現在は関西と北陸の政財界から様々な意見が出ているのですが、3つ案があり、そのいずれも決め手に欠く中で、結論が見えない状況が続いています。 まず「米原ルート」という案があります。敦賀からまっすぐ現在の北陸線に沿って米原まで新幹線を建設して、東海道新幹線に接続させるという案です。メリットとしては、何と言っても距離が最短で工費が安く済むということ、北陸と関係の深い名古屋圏との利便性が確保されることがあります。後者は

    北陸新幹線、敦賀以西の延伸に「正解」はあるのか?
  • 北陸新幹線、E7・W7系新型車両は坂道にも強い

    3月14日に北陸新幹線の金沢延伸は無事開業しました。アメリカにいる私はまだ新規開通区間は経験できていませんが、今回使用されている新幹線の新型車両E7系にはすでに乗っています。来ですと、金沢延伸と共にデビューということでも良かったのかもしれませんが、昨年3月に長野行きの「あさま」に投入される格好ですでに営業運転を開始していたからです。 昨年3月のある日、機会があったので私はこの「E7系」で東京~長野間を往復し、その乗り心地を体験することができました。内外装が魅力的なことはすでに多くの報道がありますし、乗車された方も多いと思うので今回は技術的な問題についてお話ししておこうと思います。 この「E7・W7」系についてですが、クルマの性能ということではどうかというと、ものすごい目新しさはないわけです。例えば、東海道山陽のN700Aの秒加速度が2・6キロなどというような通勤電車並の急加速能力もありま

    北陸新幹線、E7・W7系新型車両は坂道にも強い
  • 3月14日開業が決まった北陸新幹線に死角はないか?

    開業日は多くの人が予測していた通りでしたが、運行計画は「予想以上」というのが正直なところです。まず、東京-金沢の直通列車ですが、速達型の「かがやき」が1日10往復。更に上越妙高-金沢の間は各駅停車で、高崎-飯山の間の多くの駅にも止まる「はくたか」が14往復。つまり東京-金沢の直通は1日24往復になるのです。更には、東京-長野の「あさま」も1日16往復が残ります。 また、速達型の「かがやき」の途中停車駅が「大宮・長野・富山」だけ(一部は上野にも停車)という思い切りで、最速の所要時間が富山まで2時間8分、金沢まで2時間28分を実現しているというのも、JR東日・JR西日のヤル気を感じさせます。これで「羽田-小松(現在1日12往復)、羽田-富山(6往復)」の航空路は大幅な減便に追い込まれるのは必至でしょう。 影響を受けるのは航空路だけではありません。新潟・長野・富山・石川の4県については、在来

    3月14日開業が決まった北陸新幹線に死角はないか?
  • アメリカでサッカー人気が盛り上がらない理由

    今週いよいよブラジルでワールドカップが開会します。ですが、ここアメリカでは全く盛り上がっていません。このブログでは過去のW杯や女子のW杯などの際にもお話したのですが、とにかくアメリカ人のサッカーへの無理解というのには愕然とさせられます。「子供のスポーツ」とか「女の子のスポーツ(実際女子の代表は強いですが)」というイメージで見ている人がほとんどなのです。 どうしてなのでしょう? よく言われるのは、「四大スポーツ(野球、フットボール、バスケ、アイスホッケー)」に圧倒的な人気があり、そこに個人技のゴルフとテニスが入るともう「いっぱいいっぱい」だという解説です。確かにそうかもしれませんが、それ以前にサッカーの魅力を全く理解していないということが大きいと思います。 アメリカ人に言わせると、「フットボールと違って一人でボールを持って駆け込めないのはつまらない」とか「アイスホッケーみたいに前へ前へ投げ込

    アメリカでサッカー人気が盛り上がらない理由
  • 『ドラえもん』のアメリカ進出に30年かかった理由とは?

    の人気漫画・アニメの『ドラえもん』は、1980年代からアジアやヨーロッパで人気となり、90年代の初頭からは、これにイスラム圏や中南米も含めたほぼ全世界で出版・放映されています。ですが、アメリカは例外でした。報道によれば1985年に一旦テッド・ターナー(CNNの創業者)が放映権を取得したそうですが、結局のところ放映はされませんでした。 それからほぼ30年を経た今年、遂に『ドラえもん』は北米に上陸することになりました。ディズニーが版権を取得し、「Disney XD」というケーブル・チャンネルで8月から全国放映をするという発表がされています。 この間、アメリカで放映がされなかった理由は比較的簡単です。アメリカでは子供向けのTV番組や出版物に関しては、極めて保守的な考え方があるからです。特に思春期前の子供たちを対象としたものはそうで、その社会の「善悪の価値観」から外れたものは「この年齢では与え

    『ドラえもん』のアメリカ進出に30年かかった理由とは?
    asahinoataru
    asahinoataru 2014/05/22
    アメリカでずっとドラえもんがNGだった理由
  • 米「オバマ訪日」報道は、「寿司抜き」「安倍抜き」「尖閣抜き」

    中国・南宋時代の思想家、陳亮の「同床異夢」という言葉があります。同じことをやっていても、心の中ではまるで別の方向を向いているという意味ですが、今回の日米首脳会談については、正にこの「同床異夢」という表現が当てはまるように思います。共通の問題に関して討議がされており、表面的には両国の良好な関係が確認されたように見えますが、その一方で、日米の世論は余りにも「別の方向性を向いている」、そのことを図らずも今回の会談は浮かび上がらせたように思うからです。 そもそもアメリカでは今回の大統領のアジア訪問に関しては、それほど大きく取り上げられていません。例えば、オバマ大統領が羽田空港に着いたのが日時間の23日(水)の夕刻で、その映像はアメリカの同日の朝7時のニュースに間に合ったのですが、NBCの報じ方は「あのケネディ大使の赴任している日」にオバマが行っている、というまるで「セレブ大使」のスター性を前面

    米「オバマ訪日」報道は、「寿司抜き」「安倍抜き」「尖閣抜き」
  • トヨタが1200億円の和解金を払った理由とは?

    2009年から10年にかけて複数のトヨタ車に対して発生した「意図せぬ急加速問題」では、豊田章男社長自身が米議会の公聴会で証言した後に、アメリカの運輸省当局は基的な自動車の電子制御に関する欠陥はなかったことを明らかにしています。 その一方で、この問題に関する民事訴訟では、トヨタ側は最終的に和解に応じており、その総額に関しては訴訟費用等を入れると30億ドル(3000億円)以上になると言われています。 更にこれに加えて、先週3月19日にトヨタは米司法省との「和解」に応じており、12億ドル(1200億円)の和解金を支払う代わりに「刑事訴追」を免れることとなりました。 この問題をアメリカの三大ネットワークをはじめとしたメディアは、ニュースなどで大きく取り上げています。また、この決定を受けて豊田社長が会見し、「あくまで顧客が第一」だという声明を出したというニュースに関しても、アメリカでは報道されてい

    トヨタが1200億円の和解金を払った理由とは?
  • 『永遠の0』の何が問題なのか?

    先月に一時帰国した際、評判の映画『永遠の0』を観ました。また、小説も評判であるというのでこちらも読みました。どちらもプロの仕事であると思います。技術的に言えば、ストーリー・テリング(物語の展開)だけでなく、セッティングやキャラクターの造形、そして何よりも時空を超えた大勢のキャラクターが、物語の進行とともに「変化していく」効果が見事です。 キャラクターの「変化」というのは、「成長」したり「相互に和解」したり、あるいはキャラクターに「秘められていた謎」が明かされたりしてゆくという意味です。そうした効果を、時空を超えた複数のキャラクターを使って、しかも2000年代と第二次大戦期という2つの時間軸の中で実現している、そのテクニカルな達成はハイレベルだと思います。 更に言えば、老若男女の広範な層にまたがる読者あるいは観客は、多くのキャラクターの中から自分の感情を投影する対象を見出すことができるように

    『永遠の0』の何が問題なのか?
  • 安倍首相はダボスで何を言ったのか? | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    安倍首相はスイスのダボス会議の席上で、海外の記者との懇談の際に、英『フィナンシャル・タイムス』のギデオン・ラッチマン記者から「日中国の関係が戦争(war)に発展する可能性がある(conceivable)のではないか」と問われたところ、「今年は第1次大戦から100年を迎える年。当時、英独は大きな経済関係にあったにもかかわらず第1次大戦に至った歴史的経緯があった」と説明したといいます。 この「事件」に関しては、通訳が余計な文言を追加したためにトラブルが大きくなったという解説もあるようです。事の真相は、仮にビデオなり音声が残っているのであれば、それを検証する必要があると思いますが、問題は、このラッチマンという記者だけでなく、多くの有名なジャーナリストが「安倍発言に驚き、かなり深刻な報道をしている」という事実です。 特にアメリカのネット誌『インサイダー』のCEOであるヘンリー・ブロジェット氏は

  • 「安倍靖国参拝」、アメリカの許容範囲はどこまでか?

    昨年末に安倍首相が行った「靖国参拝」に関しては、駐日アメリカ大使館並びにアメリカの国務省省から「失望」というコメントが出ています。この点については「これで日米関係が悪化する」とか「米中接近のきっかけになる」というレベルのものではないし、まして、この事件を受けて、アメリカの一般の世論における対日感情が悪化するということはないと思われます。 アメリカは年始以来、異常な気象状況が続いています。特に「ポーラー・ヴォーテックス(極渦、北極からの低気圧)」が吹き込んだ寒波のために、西海岸とフロリダ半島の先以外の北米大陸は記録的な低温となりました。私の住むニュージャージー州でも7日の火曜日は、快晴であるにも関わらず最高気温が華氏11度(摂氏マイナス12度)という厳しい寒さになりました。 ですから、ニュース報道としては「それどころではなかった」のです。ですが、そうした異常な状況がなくても、「安倍参拝問題

  • 世界大会2連覇、もっと注目されていい日本のリトルリーグ

    アメリカ東海岸の夏の風物詩、13歳までの少年たちによるリトルリーグ世界大会は、8月25日(日)に2万8111人の観客の見守る中、ペンシルベニア州ウィリアムズポートの専用球場で決勝戦が行われました。世界各国から来た少年たちとアメリカの各地方代表が2週間以上、一緒に合宿生活をしながらトーナメントを戦った彼等の夏は終わりを告げました。 その決勝戦ですが、1点を争う緊迫した展開の末に6対4で日の武蔵府中がカリフォルニア(サンディエゴ郡チュラビスタ市の代表チーム)を抑えて勝ちました。日は昨年の北砂に続いての2連覇であるだけでなく、2010年の江戸川南の優勝を含めると4年間で3回の世界選手権制覇を遂げたことになりました。 アメリカでの報道は大きな扱いでした。日人に関する野球のニュースということでは、先週の「イチロー選手の日米通算4000安打」があります。このニュース、事前には「どんな価値がある

  • 松井秀喜氏はどうしてヤンキースタジアムを総立ちにさせたのか?

    考えてみれば不思議です。日でのキャリアはともかく、アメリカではヤンキース一筋というわけではありませんでした。ヤンキースの後、エンゼルス、アスレチックス、レイズと複数の球団を渡り歩いて引退したのであって、松井氏は引退の時点ではヤンキースのメンバーではなかったのです。 にもかかわらず、7月28日の日曜日、ニューヨーク・ヤンキースは松井氏と「ワンデイ・コントラクト」つまり一日だけの契約を交わすと共に、ヤンキースタジアムに登場して「引退セレモニー」を行いました。球団は、この日のことを相当に前に決定していたようで、「7月28日に球場に行くと、ヒデキ・マツイの首振り人形がもらえる」というキャンペーンについては、シーズンの相当初期に発表していたのです。 ヤンキースの独占中継局であるYESネットワークによれば、合同記者会見の席上で、ブライアン・キャッシュマンGM(ゼネラルマネジャー)が挨拶をしたのと同時

    asahinoataru
    asahinoataru 2013/07/31
    ヤンキース一筋ではない松井の引退セレモニーの不思議
  • 「リスク」や「ケア」の言い換えが不可能な理由とは?

    71歳の男性が「NHKは放送で外国語を使いすぎる」ために「精神的苦痛を受けた」として「141万円の慰謝料」請求の訴訟を起こしたそうです。この男性は「公共性の高いNHKが日語を軽視」しているとして、具体的には「『リスク』や『ケア』など、外国語を使わなくても表現できる言葉」を多用していることを問題視しているようです。 この主張ですが、一番の問題は現代の日社会が、どうして「リスク」とか「ケア」という英語由来のカタカナ語彙を使わなくてはならないのかということを、全く理解していないということです。というのは、どちらも「適切な漢語も和語もない」ので仕方なく使っているという「純粋日語的な事情」があるからです。 例えば「リスク」を「危険」という「普通の漢語」にしてみましょう。そうすると、金融商品などの場合は「元割れの危険のある商品」になりますし、企業経営の場合は「商品寿命短命化の危険を冒した新しい

    asahinoataru
    asahinoataru 2013/07/02
    71歳の男性が「NHKは放送で外国語を使いすぎる」ために「精神的苦痛を受けた」として「141万円の慰謝料」請求の訴訟を起こしたそうです。
  • 「橋下発言」はアメリカからどう見えるか

    所用でニュージャージー州外に行っていたのですが、その間にこの問題がどんどん拡大していたのには驚きました。現在の事態は、この欄で過去に申し上げた「管理売春は現代の基準では性奴隷」という指摘、また「国境を越えたコミュニケーションでは理念型の発信しか通用しない」というコメントが生かされなかった点、何とも残念に思います。以下は、とりあえず、現時点で気づいたことを箇条書きにしておこうと思います。 (1)アメリカなど欧米諸国はキリスト教国だから性的なタブーの強い「偽善的な国」だという主張があります。もしかしたら問題の奥の背景にはそうした宗教やカルチャーもあるのかもしれません。ですが、アメリカがいい例ですが、買春行為に対して社会が厳しい目で見ているのは宗教や文化のためではないと思います。核家族のイデオロギーが確立する中で、買春行為というのは、と子への裏切りであり、社会の最小単位である核家族を破壊し、自

  • レスリングが五輪から「除外?」、アメリカでも広がる困惑

    別に「日のお家芸」だからということで、欧米の委員たちが意地悪をしたわけではないと思います。今回の「レスリングがオリンピック種目から除外される可能性」というニュースは、アメリカでも驚きと共に受け止められています。この2月12日(火)という日は、前日にローマ法王ベネディクト16世の「生前辞任」のショック、そして北朝鮮の核実験のショック、LAPD元警官で殺人犯の逃亡劇など大きなニュースがあったのですが、この「レスリング問題」は決してニュースとしては埋もれていません。 というのは、アメリカは「レスリング大国」だからです。何よりも頂点に位置する全米オリンピックチームは、世界でも一二を争う強豪チームです。特に男子は、昨年のロンドンでは金メダルが2個(いずれもフリー)を獲得するなど、2000年のシドニー大会以降のトータルで「6個」の金メダルを獲得しています。女子レスリングに関しては、アメリカの場合は種