電通の高橋まつりさん(東大卒)が、たった1年足らずで過労自殺したニュースが話題となった。 私も長時間労働による過労で出版社を辞めており、まつりさんほどではないがパワハラとセクハラの実体験がある。 だが、今日はそのことを書くよりも、もっと大きい視点から「高学歴女性が過労死や専業主婦を選んでしまう日本社会の問題点」について書きたい。 子どもに学歴をつけたいと願う親 まつりさんのお母さんは、離婚後に女手一つでまつりさんを育て上げた。 まつりさんも、その気持ちに応えて、地方の高校から猛勉強して東大に入った。 まつりさんとお母さんの関係は、私と母のそれに似ている。 私の母は、本当の母を小さい頃に亡くし、継母に育てられている。 いわゆる継子いじめを受け、とても苦労してきた。 結婚して幸せになれるかと思いきや、私の父は若い頃、いわゆる飲む打つ揃った横暴な男だった。 父を悪く言いたくないが、この話をする上
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