海外マグロ、豊洲からめっきり減少 円安や相場低迷で集まらず (写真上)海外産マグロなどが減って売り場に空きスペースも目立つようになった、現在の豊洲市場の生鮮マグロ売り場=2021年12月16日午前、東京都江東区(写真下)売り場を埋め尽くすほど、国内産、海外産ともに大量入荷していた築地市場=2010年6月18午前、東京都中央区【時事通信社】 マグロ消費大国としてかつて、世界中から魚を買い集めていた日本の水産物市場ではここ数年、海外産マグロの入荷が急速に減り続けている。新型コロナウイルス禍の影響もあるが、最大の原因は円安や国内の購買力の低下により、消費力旺盛な海外市場に魚が流れているためという。世界各地の上質なマグロが当たり前のように取引されていた時代は、過去になってしまったようだ。(時事通信水産部 荒木 建) マグロ取引量が国内最多の東京・豊洲市場(江東区)では2021年、海外産生鮮マグロ類