大阪府柏原市のJR関西線で「撮り鉄」と呼ばれる鉄道ファンが写真撮影のため線路内に立ち入り、電車が停車した問題で、柏原署は22日、鉄道営業法違反(鉄道地内立ち入り)容疑で実況見分を行った。現場付近は、渓谷を走り抜ける電車を写すことができる有名な撮影ポイント。線路脇まで侵入したファンは9人で、うち4人はJR側の退去指示に約30分間応じなかった。 実況見分はトラブルで停止した電車2本の運転士らが立ち会い、約1時間半、行われた。 同署によると、14日午前10時40分頃、快速の運転士が、河内(かわち)堅上(かたかみ)駅近くでファン4人が畑を横切って線路内に侵入し、レール脇約1メートルに接近したのを発見。 電車を停車させて「危険なので出て下さい」と何度も呼びかけたが、約30分間応じなかった。 同駅の西約600メートルの鉄橋で止まった普通電車の運転士は同日午前11時20分頃、1人が線路内に入り、それを追