2019年3月3日のブックマーク (3件)

  • 寺田寅彦 電車の混雑について

    満員電車のつり皮にすがって、押され突かれ、もまれ、踏まれるのは、多少でも亀裂(ひび)の入った肉体と、そのために薄弱になっている神経との所有者にとっては、ほとんど堪え難い苛責(かしゃく)である。その影響は単にその場限りでなくて、下車した後の数時間後までも継続する。それで近年難儀な慢性の病気にかかって以来、私は満員電車には乗らない事に、すいた電車にばかり乗る事に決めて、それを実行している。 必ずすいた電車に乗るために採るべき方法はきわめて平凡で簡単である。それはすいた電車の来るまで、気長く待つという方法である。 電車の最も混雑する時間は線路と方向によってだいたい一定しているようである。このような特別な時間だと、いくら待ってもなかなかすいた電車はなさそうに思われるが、そういう時刻でも、気長く待っているうちには、まれに一台ぐらいはかなりに楽なのが回って来るのである。これは不思議なようであるが、実は

    asamaru
    asamaru 2019/03/03
    おもしろい
  • 財務省幹部が言う国公立大学「生産性低下説」に根拠はあるか(ドクター Z) @moneygendai

    そもそも「生産性」とは何か 「日の国立大学の研究論文は生産性が低い」 一部で物議を醸す主張を繰り返しているのは、財務省主計局次長の神田眞人氏である。神田氏は国公立大学の閉鎖性を問題視し、世界で通用するレベルの研究が進んでいないと指摘している。 毎年のようにノーベル賞受賞者を輩出している日だが、たしかに生まれる研究論文の数は減ってきている。そのようななか、財務省は財政赤字を理由に研究機関への補助金を出し渋っている傾向にある。日の研究環境を悪化させているのは財務省だと見る向きと、神田氏の主張、どちらが正しいのだろうか。 実際、他国と比較すると、2000年代以降、学会で日の論文が注目・引用される回数が減っているのは明確だ。この実態と原因について、2つのデータ分析がある。 ひとつは、'90年代後半から公的研究資金の金額が伸び悩んだことに加え、研究資金の重点化(選択と集中)が進んだとされるも

    財務省幹部が言う国公立大学「生産性低下説」に根拠はあるか(ドクター Z) @moneygendai
    asamaru
    asamaru 2019/03/03
    ①生産性が低いから投資する、②生産性が低いから切る。財務省の議論は同じ理由で逆の結論を出せる。結局は政治家が政策判断を間違えている。
  • 欧米人が天皇を"キング"とは呼ばない深い理由

    現在、世界で「エンペラー(emperor・皇帝)」と呼ばれる人物はたった一人だけいます。それは日の天皇です。世界に王はいるものの、皇帝は天皇を除いて、残っていません。国際社会において、天皇のみが「キング(king・王)」よりも格上とされる「エンペラー」と見なされます。 「天皇」は中国の「皇帝」と対等の称号であるので、「キング」ではなく、「エンペラー」であるのは当然だと思われるかもしれません。これは日人にとって、当然かもしれませんが、欧米人もこうしたことを理解して、「エンペラー」と呼んでいたのでしょうか。 一般的な誤解として、天皇がかつての大日帝国 (the Japanese Empire)の君主であったことから、「エンペラー」と呼ばれたと思われていますが、そうではありません。1889(明治22)年の大日帝国憲法発布時よりも、ずっと前に、天皇は欧米人によって、「エンペラー」と呼ばれて

    欧米人が天皇を"キング"とは呼ばない深い理由
    asamaru
    asamaru 2019/03/03
    ローマのインペラトールは、軍事指揮権を嚆矢として様々な権限を束ねて行って確立され最後にキリスト教と結びついてエンペラーの形ができた/フランクや、ドイツ人たちの王等のゲルマン系の王は貴族の選挙王制が原型