毎年この時期になると、米国ではこの国に自由と独立がもたらされた日を記念してパレードや花火で祝う。インターネットには国境はないものの、ネット市民に与えられる自由は国ごとに異なる。 先ごろ、グローバルなネット上での自由を促進することを目的とする法案が、国際的な人権問題を扱う米下院の小委員会を発声採決により満場一致で通過した。Global Online Freedom Act of 2006という法令を提議する法案H.R. 4780が、議会で可決されるかどうか、またその目標を達成するのにこれが最善の方法なのかどうかは、時が経ってみなければわからない。この法案では、他国でオンラインビジネスを展開する米国企業を罰する条項が盛り込まれている。これにより米国企業がそうした国々でのビジネスを断念すれば、ネット上での自由がかえって損なわれる可能性もある。 この法案には「インターネット上での表現の自由を促進し
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