最近、「デザイナーズ住宅」や「デザイン家電」など、カッコいいものが増えてきた。デザインに対する意識の高まりは大歓迎だが、よく見ると中身はさまざま。イメージ先行で実用性や機能性を犠牲にしていたり、割高な価格設定といった一面があるのも事実だ。消費者は、メーカーや商品を見定め、自分のライフスタイルに合ったものを選ばないと、結局は使い勝手の悪いモノに高いお金を出すことになりかねない。 とはいえ、店頭で見つけた商品を見て、良し悪しを判断するのは難しい。そこで提案したいのが、50年の歴史を持つ「Gマーク」商品だ。身近過ぎてピンとこない人も多いだろうが、グッドデザイン賞には毎年3000近い応募があり、そのうちグッドデザイン賞を受賞できるのは3分の1程度である。 グッドデザイン賞は、その選定において、人々を惹きつけるスタイルであることはもちろん、それが利用者にどう影響するか、あるいは製品が持つ社会的な意義
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