民進党の代表代行だった枝野幸男氏が立ち上げた新党「立憲民主党」が5日、福山哲郎参院議員を幹事長に起用し、長妻昭氏を代表代行とする執行部人事を決め、選挙態勢を整えつつある。世論調査やSNSの世界で存在感を示し始めた新党の原点は、小池百合子・東京都知事率いる「希望の党」にはじかれ、崖っぷちに立たされた民進出身の新顔たちの声だった。 「正直言って驚いている。こんな生まれたての状態で大変ありがたい」 枝野氏は5日、衆院選での比例区投票先を尋ねた朝日新聞の3、4日の世論調査の結果について語った。立憲民主が記録した7%は、分裂前の民進党の数字(8%、先月26、27日調査)とほぼ同じ水準だ。 立憲民主のツイッターのフォロワーも開設3日で13万2千(5日午後5時現在)に。一気に自民党を抜き去り、民進の約5倍、希望の約30倍に上る。枝野氏周辺は「筋を通したことが好感されている」と分析する。 1週間前、枝野氏