ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は8月14日、全米で初めて、ライドシェアアプリUberなどの運転手の数を暫定的に制限する法律に署名した。今後1年間、ニューヨークで展開するUber、Lyft、Juno、Viaなどのアプリ4社は、新たに運転手を雇用してはならない。 法律の狙いは近年、Uberなどに収入を脅かされているイエローキャブ(タクシー)運転手と、攻めるUberなどの運転手、双方の収入を改善し、生活を安定させることだ。法律は、双方の運転手の時給を最低17.22ドルにすることも盛り込んだ。それほどタクシーだけでなく、Uber運転手らの生活さえ困窮しているのが実態だ。 マンハッタンで行われた、イエローキャブ運転手やその家族によるデモ。ライドシェアアプリの運転手の数を制限する法律の支持を表明している。彼らの願いは8月14日に実現することになった(2018年7月31日)。 Spencer Pl