来年2月のバンクーバー冬季五輪の日本選手団長に、92年アルベールビル冬季五輪スピードスケート女子1500メートル銅メダリストで夏冬合わせて五輪に7度出場している橋本聖子氏(44)を起用することが31日、確実となった。日本オリンピック委員会(JOC)幹部が明らかにした。五輪で日本選手団の団長を女性が務めるのは初めてとなる。 現在、自民党の参院議員で外務副大臣の橋本氏は規定により、公益法人の役職を兼務できないが、今回の衆院選の結果を受けて麻生政権が退陣すると、橋本氏は休職している日本スケート連盟会長に復帰する見通し。JOCは、これを受けて選手団長への就任を要請する。橋本氏は選手時代、88年カルガリー冬季五輪で日本選手団の旗手を務め、94年リレハンメル冬季五輪で主将を務めた。