9月の自民党総裁選で敗れた河野太郎衆院議員を支援した中堅・若手議員が、政策グループ「新世代保守を確立する会」を結成し、初会合を開いた。「河野派旗揚げか」との警戒感が広がる中、出席者は「特定の政治家を『ポスト谷垣』に立てる会ではない」と火消しに追われた。 出席したのは山本一太、世耕弘成、大村秀章各氏ら衆参国会議員約10人と前衆院議員ら。河野氏の掲げる「小さな政府と経済成長」を旗印に構造改革派の結集をめざす。 河野氏は総裁選で森喜朗元首相を名指して派閥批判を展開した手前もあってか、メンバーは「お金もないし人事に介入する力もないから弊害はない」(山本氏)と派閥との違いを強調した。