「コロナ禍が始まってからは、われわれのもとに独居の人から相談や依頼の電話が増えています。そのほとんどが、子供や親族がいても疎遠だったり、身内が高齢者の兄弟だけだったりで、孤立している方です。病院に行くことを拒んで、発熱していても自宅でかたくなに我慢する方もいらっしゃいました。コロナによって鬱が進んでしまった方もいます。 『買い物と病院に行けない』という悩みが最も多いです。私たち現役世代はネットスーパーなどを使えるけど、高齢者は無理なんです。さらに、人と会えないのは、孤独に追い打ちをかけるんです。そのため、話を聞いてあげたり、買い物に行ったり、マスクを持っていったりするなどの支援を行いました」 スマホなどITを駆使した見守りも登場 遠藤氏によると、子供がおらず、高齢者だけの兄弟の世帯も孤立のリスクが高い。しかし、そんな状況を少しでも打破しようと、ITを駆使した新たな見守りの形も生まれようとし
![孤独死したコロナ患者の部屋に見た過酷な孤立](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8bca550465bad7074fbf9ee3f0400ba70f8a9690/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2Fd%2F1200w%2Fimg_0d89029a58c487a07958d942fffa9f2459746.jpg)