「自分と同じ意見」しか見えなくなっている 興味深いのは、判断能力に優れると自負する左派・リベラル派の人びとは、「アベ政治」や自民党が支持されていることを苦々しく、また支持者たちを軽蔑していながらも、しかし「なぜ支持されているのか」については皆目見当がついていないことだ。 彼らは史上最長の政権となったアベ政権への憤懣のあまり「自らと政治的主張、社会的価値観が異なる者」のことばに耳を傾ける余裕が失われている。「ただしくない者を支持するような者のことばなど聞き入れるに値しない」と、最初から相手にしないのである。そうしてオンライン上でも同質的な意見のみをシェアしたり拡散したりしてエコーチャンバーを構成し「一般層」との乖離かいりを深め、さらに憎しみと怒りを蓄積するという悪循環に嵌はまりこんでしまっている。 「ともに考える」のを諦めたから、政権は長続きした 日本経済新聞社による「政治思想別のネット上の
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