メモリ不況はいつ明けるのか プロセッサ(MPU)、DRAM、NANDフラッシュの四半期ごとの出荷個数の推移を見てみよう(図7)。前節までに、プロセッサの出荷個数が2016年Q3(1.36億個)から2019年Q1(8800万個)にかけて4800万個減少したことは、くどいほど述べた。 2016年は、Intelが10nmプロセスの立ち上げに失敗した年であるとともに、メモリ市場が爆発的に成長し始めた年でもある。しかし、図7から分かる通り、DRAMの出荷個数は2018年Q3に至るまで約40億個前後を推移しており、ほとんど増えていない。また、NANDフラッシュも2016年Q1の25億個から2018年Q3に1.2倍の30.5億個になっただけで、5.5億個しか増えていない。 DRAMでは、3社に集約されたSamsung Electronics、SK hynix、Micron Technologyが、需要を
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