治りにくいがんであることを昨年末に公表し、命や死について積極的な発信を続けている写真家の幡野広志さん(35)。1月に胸にあった腫瘍を放射線治療で抑え込んだが、最近また右のお尻あたりに違和感を覚え始めている。 「胸の画像は進行していないということなのですが、右のお尻の違和感や痛みが、昨年11月ごろに胸の腫瘍が圧迫していた頃とよく似ているんです。ちょっと悪くなっている。下半身の動きが鈍くなっていて、また1ヶ月ぐらいしたら車椅子に戻らないといけないのかもしれない」 体調が悪くなると、痛みや全身の倦怠感に襲われ、体力が回復しにくくなる。 「若いとがんの進行が早くなるとよく言いますが、悪い時は1日1歳ぐらい年をとる感覚です。1ヶ月だったら30歳。急激に年寄りになる感覚ですね。見た目は全然平気なのですが、一番ひどい時には80歳ぐらいのおじいちゃんに道で追い抜かれていましたから」 投げつけられたヘルプマ