アルゼンチン出身の作曲家アストル・ピアソラ(1921~1992)は、2021年に生誕100周年、2022年に没後30周年を迎えます。 その節目である11、12月に、2枚のアルバム——チェロ奏者・宮田大の『Piazzolla』、原田慶太楼指揮・NHK交響楽団がバンドネオン協奏曲《アコンカグア》を収録した『Aconcagua(アコンカグア)〜ピアソラ、ファリャ、ヒナステラ、グアルニエリ』がリリース。そして、その両方にバンドネオン奏者の三浦一馬が参加しています。 前編では、CD収録に熱量高く取り組まれた3名に、ピアソラ作品にどう向き合ったか、独特の編成のためのアレンジの方向性、N響とのやりとりなど、収録裏話を語っていただきました。