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ブックマーク / mmpolo.hatenadiary.com (30)

  • 私の好きな3人の作家たち - mmpoloの日記

    20年間で数万の個展を見てきた。若い作家(美術家)が貸し画廊で個展をするのを見るのが好きだ。それら若い作家のなかで強い印象を受けた3人を紹介したい。 ・吉田哲也:ブリキで小さな立体を作っていた。何年か前に亡くなってしまった。 ・谷口ナツコ:原色で排泄などをテーマに大作を描いている。いまはミズマアートギャラリーの専属になった。 ・菊元仁史:不思議な立体を作っている。数年前の個展で初めて立体から空間を消すことを試みていることを知った。それは成功していた。 ・ ・吉田哲也遺作展(2009年4月29日) ・追悼吉田哲也ーこの寡黙な彫刻家へのオマージュ(2007年3月21日) ・ ・ギャラリーテオで谷口ナツコ展が始まった(2008年3月22日) ・天才画家:谷口ナツコ展(2)(2006年12月13日) ・天才画家:谷口ナツコ展(1)(2006年12月12日) ・ ・独特の空間の試み、菊元仁史展を見る

    私の好きな3人の作家たち - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2011/06/22
    私の好きな3人の作家たち
  • 神楽坂のギャラリーeitoeikoの江川純太展 - mmpoloの日記

    神楽坂のギャラリーeitoeikoの江川純太展が良かった(9月18日まで)。ギャラリーeitoeikoは1年前に開廊した新しいギャラリー。地下鉄東西線神楽坂駅から数分の所にある。 江川純太は1878年神奈川県生まれ、多摩美術大学日画専攻を卒業している。シェル美術賞2008入選、トーキョーワンダーウォール2010入選という実績がある。今回は油彩の抽象の発表となっている。 久しぶりに出会えた若手の優れた抽象作家だ。以前は具象を描いていたと画廊主が話してくれて過去のファイルを見せてもらった。具象画も面白かった。そして今回の抽象をわずか数か月で描いたという。恐るべき才能だ。さらにもう一歩進めた作品を見せてほしい。今後が楽しみな作家である。 江川純太展「火星の記憶」 2010年8月21日ー9月18日 12:00ー19:00(月火休み) eitoeiko 東京都新宿区矢来町32-2 電話03-647

    神楽坂のギャラリーeitoeikoの江川純太展 - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/09/19
    神楽坂のギャラリーeitoeikoの江川純太展
  • 「森山大道 路上スナップのススメ」がおもしろかった - mmpoloの日記

    「森山大道 路上スナップのすすめ」(光文社新書)がおもしろかった。著者は森山大道と仲剛。森山は街をスナップする「ブレ・ボケ・アレ」で有名なカメラマンだ。コダックトライXという高感度フィルムを使ってファインダーを覗かないで撮るノーファインダーという手法も使っている。だが最近はデジカメも使うようだ。 今回、編集者の仲剛が森山のスナップ撮影に同行してそのルポルタージュとその時の作品を紹介している。写真はすべてこの企画のための撮り下ろし。路上スナップに選んだ場所は、江東区砂町、中央区佃島、中央区銀座、羽田空港とその周辺、東京から栃木県足尾までの国道。 さて、文から。 (教えている)写真学校では、コマーシャルを専攻している学生も森山の授業を受けることがあった。そんな彼らにも、森山は「路上スナップをやれ」と教えたという。曰く、「街の中には物体がゴロゴロしているのだから。そこで身に付けたスナップワ

    「森山大道 路上スナップのススメ」がおもしろかった - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/09/04
    「森山大道 路上スナップのススメ」がおもしろかった
  • 駒井哲郎の樹々の絵の秘密 - mmpoloの日記

    ちょっと古いけど筐底から出てきたニュースレターに興味深いことが書かれているので紹介したい。ギャラリーアポロが発行している「APOLLO MEDIATE」に秋山修さんが書かれている「駒井哲郎考」から(平成17年5月1日号)。 ……駒井哲郎の作品はその殆どが抽象的な世界を描いたものが多いんだけれど、例外的に極めてリアルな表現で樹々を描いたものがある。全部で30点くらいだったと思う。 かつてぼくがプリントアートセンターの魚津さんから買ったのもその中の1枚である。前からそのことを不思議に思っていたんだけれど、そのことが最近暫く、自分の中でわかってきた。 それは驚くことに、駒井哲郎とある女性のデートの現場の風景の樹々だったに違いないとぼくは確信するに至ったのである。駒井哲郎には芸大の大学時代から好きな女性が居た。このことは『若き日の手紙』美術出版社1999年にも書かれている。この女性は駒井哲夫より9

    駒井哲郎の樹々の絵の秘密 - mmpoloの日記
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    atkura 2010/08/31
    駒井哲郎の樹々の絵の秘密
  • 「伊丹万作エッセイ集」を読む - mmpoloの日記

    大江健三郎編「伊丹万作エッセイ集」(ちくま学芸文庫)を読む。伊丹万作は戦前の映画監督で大江には義父にあたり、伊丹十三の父である。内容はもっぱら映画制作に関するものが多い。しかし「戦争責任者の問題」と題するエッセイは厳しく鋭い。 さて書全体の約3分の1を占めるのが「シナリオ時評」だ。昭和16年4月から昭和17年5月までの戦前の映画シナリオを取り上げて批評している。これはわれわれにとって、見たこともない映画、読んだこともないシナリオの批評を読むということになる。いや無意味というのではない。著者の姿勢が分かるからだ。このときわれわれはポーランドのSF作家スタニスワフ・レムの架空の書評集「完全な真空」(国書刊行会)や実在しない未来のの序文集「虚数」(国書刊行会)を思い出す。 もっとも、知らない作家だけではない。無名の頃の黒澤明のシナリオも取り上げられているのだ。 大分悪口を述べたが、しかし

    「伊丹万作エッセイ集」を読む - mmpoloの日記
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    atkura 2010/08/18
    「伊丹万作エッセイ集」を読む
  • 練馬区立美術館の中村宏展 - mmpoloの日記

    練馬区立美術館で中村宏展「タブロオ・マシン[ 図画構成] 中村宏の絵画と模型」が開かれている(9月5日まで)。 中村宏は1932年静岡県浜松市生まれ。初めルポルタージュ絵画という社会的な絵画を描く。砂川闘争を描いた名作が作られた。それはリアリズムとは異なり、シュールレアリズムの傾向を帯びていた。さらにモンタージュの技法を取り入れ、列車や飛行機、女学生などを組み合わせた不思議な画面を作っていく。列車に乗っている修学旅行中の女学生たちは皆一つ目だったりする。また雑誌の挿絵を描き、グラフィックの仕事も数多くこなしている。1970年代の若者たちのカリスマでもあった。 そして1990年頃突然、工事の時に見かける立入禁止の黄色と黒の段だら模様を描き始める。これが不思議ときわめて美しい。「立入禁止」あるいは「限界表示」として描き続けられる。ついで「鉄道ダイヤグラム」が登場する。ダイヤグラムとは鉄道の運行

    練馬区立美術館の中村宏展 - mmpoloの日記
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    atkura 2010/08/17
    練馬区立美術館の中村宏展
  • 美術作品が古びること - mmpoloの日記

    湯川豊が聞き手になって丸谷才一が語った「文学のレッスン」(新潮社)が面白かったことは以前ここに書いた(id:mmpolo:20100730)。書の「批評」についての章から……。 湯川豊  日のこの分野、文学史的批評の代表というと……。 丸谷才一  まず頭に浮かぶのは、山健吉『古典と現代文学』。エリオットの「伝統と個人の才能」に啓発され、その前に折口信夫に基的なことを教わっていたわけですから、この二つでできたものなんですね。僕は日文学総論で最高のものはこの『古典と現代文学』じゃないかと思っているんですが、みんながちっとも褒めないというか、読まないというか、ちょっと不思議なんだな。題が悪いのかしらね。 湯川  うーん、手にとってみたいというタイトルではないかもしれません。 丸谷  もう一冊、山崎正和『不機嫌の時代』。これまた名著です。古典日文学を論じては『古典と現代文学』、近代日

    美術作品が古びること - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/08/15
    {文学}[美術]美術作品が古びること
  • 狩野博幸「若冲」は若冲に関するとても良い入門書だ、加えて佐藤康宏の若冲のニセモノ論 - mmpoloの日記

    狩野博幸「若冲」(角川文庫)は若冲に関するとても良い入門書だ。若冲の伝記はおおむねこれに網羅されていると言っていいだろう。加えて代表的な作品を解説し、若冲の見どころが分かるようになっている。特に「若冲畢生の花鳥画シリーズというより、日絵画の至宝と位置づけるべき『動植綵絵』」について詳しく書かれている。この至宝たる「動植綵絵」は長く相国寺に伝わってきたが、明治の廃仏毀釈で寺が疲弊し、宮内省に献上された。寺はその見返りに1万円の下附金を受けとったという。それを昭和天皇が国に寄贈し、それらはまとめて三の丸尚蔵館に収蔵されている。時に展示されることもあるがひっそりとしたもので、宮内庁は音では観客に三の丸尚蔵館へきてほしくないのではないかと勘ぐってしまう。 しかし若冲というのはつくづく優れた画家だと思う。 さて、若冲に関してちょうど雑誌「UP」にも佐藤康宏のエッセイが2度ほど掲載された。「日

    狩野博幸「若冲」は若冲に関するとても良い入門書だ、加えて佐藤康宏の若冲のニセモノ論 - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/08/13
    狩野博幸「若冲」は若冲に関するとても良い入門書だ、加えて佐藤康宏の若冲のニセモノ論
  • 「履歴書は手書きで」の不可解さ? - mmpoloの日記

    8月12日の朝日新聞投書欄に「『履歴書は手書きで』の不可解さ」と題する投書が載った。投稿者は47歳、無職の男性。 世の中不景気と言われ続ける中、6月に体調を崩して退職し、現在、就職活動中の身です。工場の作業者として自分なりにがんばってきたつもりですし、会社を取り巻く状況も理解していたつもりでしたが、再就職の現実は厳しいと感じています。 ただ、就活で疑問なのは、「パソコン、ワープロで作成してはだめ」「誤記は日付であっても修正液を使ってはダメ」という履歴書についての「常識」です。(中略) そもそもパソコン、ワープロは文書の訂正ができ、誰の文書でも読みやすいなどの利点があり、企業が言う合理化、効率化に沿って普及したものだと思います。私のように字があまりうまくない人間にとってはありがたい存在です。それなのに「履歴書は手書きで」を常識とすることは、求職者の人間性や経験などの中身より、手書きしたという

    「履歴書は手書きで」の不可解さ? - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/08/13
    「履歴書は手書きで」の不可解さ?
  • きわめてユニークな写真家・森岡純写真展 - mmpoloの日記

    森岡純写真展がアスクエア神田ギャラリーで開かれている(13日まで)。 森岡純は1949年島根県隠岐島生まれ。個展は30年ほど前に駒井画廊でやり、ついで神田の田村画廊で2回やって、その後10年ほど発表をしなかった。20年ほど前から銀座のギャラリー檜で毎年6月に個展を行っている。 私はもう10年近く森岡の写真展を見ているが、森岡の写真がよく分からなかった。森岡は風景をモノクロ写真で撮っている。それはいつも何だかありふれた街の一角だ。被写体は平凡なものが多く、なぜこれらを撮るのか分からなかった。 それが最近になってやっと少しだけ分かってきた気がした。森岡の写真には普通どんな写真にもあるメッセージがないのだ。写真はふつう報道の写真を典型として、メッセージを持っている。風景写真でも、きれいな風景を見せたいとか、絵画的なそれとか、仰天する自然を見せるとか、写真が何か伝えるべきものを志向している。ポート

    きわめてユニークな写真家・森岡純写真展 - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/08/08
    きわめてユニークな写真家・森岡純写真展
  • 「和歌とは何か」で紹介された教育法 - mmpoloの日記

    渡部泰明「和歌とは何か」(岩波新書)には、「古今伝授」についての1章が設けられている。古今伝授とは、「簡単にいってしまえば、それは師匠から弟子へと1対1で行われる、『古今集』ほか重要古典の教育プログラムである」。それに関連して、著者が中学生の時に経験した教育法が語られている。 私が中学1年生の時、理科の先生が、音は空気を伝わる波である、と授業で説明した後、どんなことでもいいから、恥ずかしがらず質問してごらん、と皆に促した。その時、どうして電波は伝わるのか、と尋ねた生徒がいた。音波よりも格段に高度な質問である。へたに説明すれば、音波についての理解すら混乱しかねない。先生は一瞬言葉に詰まり、次にこう言ったのである。「この質問への答えは君たちには難しすぎる。だから今から嘘を教える。これは嘘だから、将来しっかり勉強して、当のことを知ってほしい」と言うや、やにわに棒を取り出してそれをぶるぶると震わ

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    atkura
    atkura 2010/08/02
    「和歌とは何か」で紹介された教育法
  • 丸谷才一「文学のレッスン」の興味深いエピソード - mmpoloの日記

    丸谷才一『文学のレッスン』(新潮社)には面白いエピソードがふんだんに載っている。これは文学について、湯川豊のインタビューに答えて丸谷才一が語ったもの。 丸谷  志賀直哉はスケッチ的短篇小説を書かせるとすばらしい。「焚火」とか「城之崎にて」とか、あれははっきりいってスケッチです。それから、「十一月三日午後のこと」なんかも。スケッチは脱帽するくらいうまいものだけれど、『暗夜行路』となると当に質が低くなる。「偉大な日小説」とはいえないですよ。 丸谷  花田清輝の『復興期の精神』は昭和21年か2年に刊行されただけれど、そこに収められた文章は戦時中に書かれたものが多いはずです。あの花田清輝の書き方は、曲りくねってどちらともとれるというような文章でややこしいけれど、表現の自由がない時代の書き方なんですね。その筆法は意味があった。ところが戦後も同じ調子でやるとなんだか必然性がないから変なんだね。

    丸谷才一「文学のレッスン」の興味深いエピソード - mmpoloの日記
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    atkura 2010/07/30
    丸谷才一「文学のレッスン」の興味深いエピソード
  • ギャラリーなつかの豊泉綾乃展が良い - mmpoloの日記

    「新世代への視点2010」でギャラリーなつかが取り上げた画家が豊泉綾乃だった。彼女は1981年埼玉県生まれ、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コースを修了している。2007年のギャラリーなつかでの個展も銅版画だった。それが今回水彩画である。しかもそれがとてもいい。二重に驚いた。こんないい色彩感覚をもっていて、どうして今まで色彩を使わないでいられたのだろう。 作品はみな人物の一部分を描いている。それらは実際の日常の一コマのようだ。普通絵になるとは思えないこんな場面を見事に作品に作りあげるとは、優れた造形力ということだろうか。特異な眼を持っていることは事実だろう。作品をじかに見ると、水彩のにじみがとても美しい。また良い作家が現れた。 豊泉綾乃展 2010年7月26日(月)〜8月7日(土)、日曜休廊 11:30〜19:00(最終日〜17:00) ギャラリーなつか 〒104-0061東京都

    ギャラリーなつかの豊泉綾乃展が良い - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/07/28
    ギャラリーなつかの豊泉綾乃展が良い
  • 「和歌とは何か」がおもしろい - mmpoloの日記

    渡部泰明「和歌とは何か」(岩波新書)がおもしろい。前半が「和歌のレトリック」として、枕詞、序詞、掛詞、縁語、歌取りが解説される。これらが、具体的に和歌を引用して丁寧に解き明かされる。 後半は「行為としての和歌」として、問答歌、歌合、屏風歌・障子歌、柿人麻呂影供、古今伝授という、和歌の生まれた空間や場所、催し事が解説される。 いままでこういう形式の解説書は少なかったのではないか。面白く読めて役に立ったと思う。その一部を紹介すると、 摂政右大臣の時の家の歌合に、旅宿に逢う恋といへる心をよめる 皇嘉門院別当 難波江(なにはえ)の芦のかりねの一夜(ひとよ)ゆゑ身をつくしてや恋ひわたるべき 摂政〔九条兼実〕が右大臣であった時に、その家で催された歌合で、「旅の宿りで夜をともにした恋」という題を詠んだ歌 芦の茂る難波の入り江で、たった一晩かりそめの枕を交わしただけで、命をかけて恋い慕い続けなければな

    「和歌とは何か」がおもしろい - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/07/27
    「和歌とは何か」がおもしろい
  • 「方丈記」が面白い? - mmpoloの日記

    娘が「方丈記」を繰り返し読んでいる。あんなものが面白いのかと思っていた。それが最近発行された丸谷才一の「文学のレッスン」を読んでいたら、すごいものだと書かれていた。 ……「方丈記」はすごいものなんですよ。昔、うちの息子が大学受験のとき、古文が苦手だから何かいっしょに読んでくれと僕にいったの。それで大野晋さんに相談して、「徒然草」でも読もうかと思っていますといったら、大野さんは、「徒然草」はつまらないからおよしなさい、何といってもいいのは「方丈記」だ、といってすすめてくれた。それで読んだ。おもしろかった。その話をドナルド・キーンにしたら、キーンさんはコロンビア大学で「方丈記」を教えたことがあるんだって。そのとき学生の一人から手紙がきて、ああいうすごいものを読み、日語を勉強して当によかったと思った、と書いてあったというんですね。確かにそうかもしれないなと思いました。あれはやはり文章がいいも

    「方丈記」が面白い? - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/07/24
    「方丈記」が面白い?
  • 私は妖怪腐れ外道か? - mmpoloの日記

    娘が「サムライスピリッツ」という対戦型格闘ゲームにはまっている。ゲームは好きなキャラクターを選んで、他のキャラクターと対戦する。父さん、私このなかの妖怪腐れ外道が好きなんだ。ほら、父さんに似ているじゃない。似ているのは腹が出ているところらしい。昔、別れたカミさんにも、頭が沙悟浄で腹が猪八戒よと言われていた。確かにメタボの基準を上回っているのだ。いや、しかし私は断じてこんな妖怪に似ているわけがない! 冗談ではない。身長は174cmで体重は63kgなんだから。あなた、私が言ったら怒ることでも娘に言われたら絶対に怒らないのね。 妖怪腐れ外道

    私は妖怪腐れ外道か? - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/07/19
    私は妖怪腐れ外道か?
  • 優れた描写力に感嘆! 銀座スルガ台画廊の松田一聡展 - mmpoloの日記

    東京銀座6丁目の銀座スルガ台画廊で松田一聡展が行われた(10日まで)。松田は油彩で具象画を描いているが、その極めて優れた描写力に感嘆した。 松田は1973年京都生まれ、東京芸術大学大学院油画技法材料研究室を2000年に卒業している。個展は6年前にこの同じ画廊の新人選抜「レスポワール展」に選ばれて行っている。どうしてこれだけ力量のある画家が今まで脚光を浴びなかったのか不思議な気がする。 蛇の絵が2点、大きな木の枯株を這い登っていく縞蛇を描いている。古い枯株の木肌の質感、縞蛇の爬虫類特有の肌の感じ、驚くべき描写力だ。この縞蛇は雄であることが、尾が細く長いことで分かる。樹木でも草を描いても正確な観察力で再現している。 数年に1度の個展などではなく、せめて2年に1度は個展を開いて見せてほしい。 ここまで書いて、念のため過去の展覧会の記録を調べてみたら、松田のDMハガキにレスポワール展が2004年と

    優れた描写力に感嘆! 銀座スルガ台画廊の松田一聡展 - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/07/11
    優れた描写力に感嘆! 銀座スルガ台画廊の松田一聡展
  • 資生堂ギャラリーの「チェコ写真の現在展」 - mmpoloの日記

    東京銀座の資生堂ギャラリーで「チェコ写真の現在展」が開かれている(8月8日まで)。同展のちらしから、 近年、日でもブックデザインや絵、アニメーション映画をはじめとするチェコ芸術文化の人気が高まりつつあるなか、展では、その独特な表現と作品水準の高さで世界的に注目を集めるチェコ写真の現在を紹介する、日初の展覧会となります。モノクローム写真を主流として独自の発展を続けてきたチェコ写真を、現在最も注目を集める10名の写真家の作品約50点を通してご紹介します。 どれも面白かったが、双子の少女を撮っているテレザ・ヴルチュコヴァーが興味深かった。下の写真がそれだが、解説によると、 寓意的な場所を背景に双子を写した非日常的イメージの作品「Two」シリーズを制作している。同シリーズでは、物の双子と、CGによって複製された少女たちのポートレートが入り交じっており、現実と虚構が交錯した、不安を喚起しつ

    資生堂ギャラリーの「チェコ写真の現在展」 - mmpoloの日記
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    atkura 2010/07/06
    資生堂ギャラリーの「チェコ写真の現在展」
  • 今野敏「果断」が面白い! - mmpoloの日記

    今野敏「果断」(新潮文庫)が面白い。副題が「隠蔽捜査2」と言い、「隠蔽捜査」シリーズ第2作だ。前作も面白かったが、書はそれ以上に素晴らしい。あんまり面白くて1日で読んでしまった。前作同様主人公は竜崎伸也、今回は大森警察署長に降格されている。しかし彼はもともと東大法学部出身のキャリア組なのだ。西上心太による「解説」から 彼(竜崎伸也)のモットーがまたすごい。東大以外は大学ではないと断言し、家庭のことはすべて仕事と割り切り、たとえ有能であろうとも部下には一度も心を許さない。さらに官僚同士の個人的な付き合いは必要ないばかりか業務の妨げであり、自分の使命は一命をなげうっても国家の治安を守ることだと広言してはばからない。 そんな嫌なヤツである主人公が、一読後はとても好ましい人物に変わるのだ。また事件が大きく転がって見事なところに決着する。主人公の特殊な造形と言い、ストーリーの巧みさと言い、充実

    今野敏「果断」が面白い! - mmpoloの日記
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    atkura 2010/07/02
    今野敏「果断」が面白い!
  • 追悼・小松茂美先生 - mmpoloの日記

    朝日新聞6月26日夕刊の「惜別」という欄に「古筆学者・小松茂美さん」が取り上げられている。見出しが「名筆の分析 独学で究める」とある。5月21日死去(心不全)85歳と。 平安から鎌倉時代の文献や断片の筆者を特定し、背景を追求する。そんな「古筆学」は、国文学や美術史など多分野にまたがり、研究の基盤ともなる学問だ。それを、独学で打ち立てた。 旧制中学を卒業後、鉄道員だった20歳の夏、広島で被爆。病床で手にした新聞で厳島神社の平家納経のことを知り、「美しい経典を見たい」と念じた。仕事の傍ら猛勉強し、神社に日参、ついには進駐軍を動かして経典との対面を果たす。一途に、無手勝流でエネルギッシュに突き進むのが身上だ。 28歳で、人を介して東京国立博物館学芸部に職を得る。昼は公務員、夜を研究にあて、睡眠時間3〜4時間という努力を重ねて36歳で文学博士に、40歳で日学士院賞、51歳で若い日の念願を実らせて

    追悼・小松茂美先生 - mmpoloの日記
    atkura
    atkura 2010/06/28
    追悼・小松茂美先生