漫画と読書に関するatozのブックマーク (2)

  • 古本夜話145  安彦良和『虹色のトロツキー』、『合気道開祖植芝盛平伝』、出版芸術社 - 出版・読書メモランダム

    大正から昭和にかけての新たなる宗教や霊術、治療法や健康法をめぐる人々の中に、武術家たちをも見出すことができる。そのうちの二人はいずれも二十世紀末になって、安彦良和により、コミックの中に召喚され、主人公に寄り添う特異なキャラクター像を表出させ、強い印象を残す。その二人とは武田惣角と植芝盛平である。 武田は会津生まれの大東流合気柔術の祖とされ、生涯にわたって道場を持たず、全国を武者修行的に踏破し、武術家として多くの弟子に教授し、植芝は彼の高弟で、合気道の創始である。安彦は『王道の狗』(講談社、白泉社)において、明治中期の自由民権運動を背景に大阪事件などに関わり、北海道の監獄につながれ、脱獄し、アイヌに助けられた自由党員加納周助を、放浪の武術家武田惣角に弟子入りさせ、加納を「王道」へと進ませるイニシエーションならしめている。また同じく『虹色のトロツキー』(潮出版社、中公文庫、双葉社)にあっては、

    atoz
    atoz 2011/10/28
    「二十世紀末になって、安彦良和により、コミックの中に召喚され、主人公に寄り添う特異なキャラクター像を表出させ、強い印象を残す。その二人とは武田惣角と植芝盛平である」
  • 活字中毒R。:『花の慶次』誕生秘話

    「九州スポーツ」2006年12月1日号の記事「ジャンプ653万部編集長・堀江信彦氏『マンガ編集人熱伝』」(構成・古川泰裕)より。 【「花の慶次」は、いろいろと思い出深いんだ。あれはちょうど連載担当がない時だったな、原(哲夫)君も「北斗――」が終わって何もしてなかったから、「次の連載何がいいかな」なんて考えながら神保町の三省堂にブラリと行ったんですよ。そしたら「男の中の男を見た」というポップがあって、偶然手に取ったのが隆慶一郎(1923-89)さんの「吉原御免状」だった。「おもしろいなあ、この先生に会いたいな」と思って、ツテをたどっていったら「今、病院にいる」と。僕は「人間ドックかな」ぐらいに思ってたんだけど、病院に会いに行ったら、点滴のスタンドを引っ張りながら来るご老人がいる。それが隆さんだった。ただ作品が面白いという思いだけで行ったから、年も病状も知らなかった。その時は「宮武蔵のような

    atoz
    atoz 2009/08/14
    「クレームかな、と思いながら行ったら「父の遺言です。『一夢庵風流記』の漫画化権をあなたに託します」。僕は家に帰って大泣きしましたよ。」 これ自体が隆慶一郎の書いた小説のようだわ。
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