炭鉱労働者のストライキに心を動かされたゲイのマーク(ベン・シュネッツァー)は、彼らとその家族を支援するために、仲間と募金活動を始めた。だが、ゲイの寄付を受けようとする炭鉱組合はひとつもなかった。そんなとき、ウェールズの炭鉱が勘違いから寄付を受け入れ、交流が始まる。 フィル・コリンズの「恋はあせらず」、カルチャー・クラブの「カーマは気まぐれ」など、80年代のヒットナンバーにのせて、トニー賞監督のマシュー・ウォーチャスが実在の話を映像化。炭鉱労働者とゲイ&レズビアン、相いれそうもない人たちが、ダンスと会話で心を通わせ、強い絆で結ばれていくさまに感動。上映時間2時間1分。 【ホンネ】ユーモアと愛に満ち、鑑賞後の心のぬくもりを約束。なかでも女性たちの好奇心が最高。その豪快さと、何があっても友情を貫く姿勢に目頭が熱くなる。 (映画評論家・安保有希子)★★★★★ ★5つで満点