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ブックマーク / blog.dodgson.org (12)

  • 書類仕事を追いかけて - steps to phantasien

    大きなコードベースの真ん中あたりをさわっていると、仕事の大半はリファクタリングに費やされる。機能を足そうと書くコードも 8 割リファクタリングで新緑は 2 割。失敗して捨てるものも多いから、かける時間は 9 対 1 くらいかもしれない。 それどころかリファクタリング自体がプロジェクトにもなりうる。「今四半期はこの腐ったコードどもをなんとかするのが目標」というように。私もいま大きなリファクタリング、あるいはリアーキテクティング、の手伝いをしている。仕事時間のほぼすべてがリファクタリングに費やされる。今の勤務先で通用する唯一の特技がリファクタリングな私にとってこれはたぶん適職だ。 リファクタリングにコーディングの大半を捧げる人は他にもいる。 プログラマ相手の管理職をエンジニアリング・マネージャと呼ぶ。ほぼ全員プログラマ出身。現場に近いマネージャは多くがコードも書く。ただ血気盛んな人を除くと新機

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    atsushifx 2014/10/14
  • にわか TOEIC マニア - steps to phantasien

    社内で開かれたワークショップ形式の研修に参加したのは一年前、ちょうど今頃のこと。 それはたぶんチームワークのような何かを学ぶ会だったはずだけど、 私の感想は題と関係なく「いいかげん真面目に英語を勉強しないとあかん」だった。 話が通じないとチームワークどころじゃない。 米国資勤めの会社員からすると、英語はグローバル云々以前に仕事用 DSL みたいなもの。 英語ができないまま騙し騙し働くのはたぶん、 SQL が書けなからと ORM の上だけでコードを書こうとするのに似ている。できなくはないけど、いろいろしんどい。 幸い私は Web 開発者じゃないから SQL はわからなくていい。でも英語はやらないとダメっぽい。 入社二年半、ようやく現実を直視した。 最初はしゃべる練習をしようかと思ったけれど、そもそもしゃべる以外の英語すらできるといえるのか。怪しい。 むしろまず典型的日人として英語ができ

  • 最近のおっさんたち - steps to phantasien

    Gisted のドッグフードをかねて InfoQ のインタビューやプレゼンを見るようになった。 いくつか面白かったのを紹介したい・・・とおもってるうちにバックログを溜めすぎた。一度に紹介するのは諦めて何度かにわけよう。 今日はおっさん、具体的には ThoughtWorks 周辺の面々を追いかけてみます。InfoQ 中心だけどそれ以外も若干あり。 When Geek Leaks “プロダクティブ・プログラマ ” の著者 Neal Ford が あるキーノートにつけたタイトルは ”When Geek Leaks“。 ここでの Leak は前向きだ。Geek の情熱がその主たる関心の外にも影響を与えていくといいですね、という話。 ファインマンが物理学という専門以外で発揮した数々のいたずら心、 ”Now Every Company Is A Software Company” という Forbes

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    atsushifx 2013/04/24
    今でも覚えてるけど自分とAgileとの出会いは、Cマガジン2012年2月号のXP特集からだった。日本でもアジャイルが広まって10年以上になる。アジャイルに新規性がなくなっているのは仕方ない。
  • Mesos: A Cloud Scheduler (1) - steps to phantasien

    WIRED に ”Return of the Borg: How Twitter Rebuilt Google’s Secret Weapon” という記事があった。Twitter が Mesos というクラスタ管理のソフトウェアを開発しており、 それは検索会社のなんとかいうシステムみたいなもんらしいよ、という話。 不勉強につきそのなんとかいうシステムのことはよく知らないけれど、 去年の今頃開かれた Twitter の Open House (ASCII のレポート) をのぞかせてもらった際、 Twitter 社のエライ人 Rob Benson が 「これからインフラは Mesos でいく!!」 と熱心に話していたのを覚えている。 WIRED の記事によれば、Mesos ベースに移行したマシンは二割。もう全部移行する勢いなのかとおもってたけど、インフラを変えるのは大変なのだろう。 そういえ

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    atsushifx 2013/03/15
  • Gisted: Ideas Worth Pasting - steps to phantasien

    TED の動画はまあまあ面白いのでときどき暇つぶしに見るのだけれど, 動画ではなく音だけ (mp3) で聴きたいことがある. 動画ばかりは疲れる. あとあんどろ機器や iPod に入れて持ち出すのも音声がいい. 動画だとサイズが大きい上にバッテリーの減りも速いからね. 幸い TED は多くの動画にダウンロード用の mp3 を用意してくれている. あとは transcript (原稿) があればいうことない. 実際, TED のサイトには transcript もある. ただサイトのつくりが持ち出し派につらい. 持ち出しビューがないし, サイトから手元に切り出そうもコピペがやりにくい. それに切り出したテキストを Instapaper なんかのテキスト表示機に取り込むのは, いずれにせよ面倒がある. 私は移動中に原稿つきでスピーチ聴きたいだけなんよ. 音声だけで足りるほど英語できない… とい

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    atsushifx 2013/02/26
    良いアイデアなんだけどLicenseが明記されてない。このままじゃForkしてサービスを拡充できない。
  • 下から目線のコードレビュー - steps to phantasien

    WEB+DB の新しいやつがちょっと前にでてます. コードレビュー特集だそうな. 時が経つのは早い. まだ次の原稿書いてないのに… そういえば前にコードレビューの話を書いた気がして, 見なおしたところ かきかけ だった. せっかくなので続きを書いてみることにします. といっても何書くつもりだったか覚えてないのでだらだらと. WEB+DB PRESS の特集は, 主にこれからコードレビューを導入したい人に向けて書かれている. 幸か不幸か私はコードレビューを義務付けれたプロジェクトで働いているため, 導入には苦労していない. かわりにレビューをちょろまかせない面倒はある. ある意味でコードレビューを <やらされている>. もちろんこの言い分は大げさだ. 必要性に異議を唱える気はない. ただ異議はさておき自分の意向とは無関係にコードレビューに参加している気分を書いた話は あまり目にしないので,

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    atsushifx 2012/12/30
    ためになる記事。Review like a Boss関連だけで一冊くらい本がかけそうなほど
  • エデンの園でおきたこと - steps to phantasien

    有給を駆使し一足早くクリスマス休暇に突入、ヒャッホイ Ingress やるぜーと 意気込んでいた矢先ノロウイルスにやられダウンした。かなしい。鎮まれ俺の胃袋・・・ そんな腹痛日和の気晴らしとして今日は Garbage Collection Advent Calendar に参加してみることにしました。 Advent Calendar 初体験につきよくわかってないけど勝手に参加していいんですよね? GC というとジェネレーショナルだのパラレルコンカレントだのといった話が目立ちがちだけれど、 現実の問題というかブラウザを相手にするとそれ以外の細々とした面倒が目につく。 GC つき言語 (JavaScript) のコードと C++ で書かれたコードとの連携は最たる面倒の1つ。 たとえば WebKit の DOM は C++ で実装されており、 C++ のオブジェクトは JavaScript 処理

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    atsushifx 2012/12/20
  • コードレビューいろいろ - steps to phantasien

    コードレビューの話をいくつか見かけた. (1, 2, 3) 私もはやりにのってなにか書いてみたい. といってもリンク先についてどうこう言う気はない. ふだんからぼんやり感じていることをテキストにしてみたい. コードレビューの様式 コードレビューのやりかたは色々ある. 話の背景をあきらかにすべく, まずは私が参加したり見聞きしたりしてきた方法を紹介したい. ただとりとめなく列挙しても見通しが悪いから, 方法を評価する軸を見立てておこう. コードの粒度: 一回のレビューでレビュアが目を通すコードの量はどのくらいだろう. プロジェクト全体? モジュール単位, 機能単位, それともクラス単位? 古典的なレビュー様式はこれら <論理的な単位> でレビューをすることが多い. 最近はブランチやコミットのような <ひとまとまりの変更> を単位とする方法に人気がある. Github の Pull Reque

  • Hackability - For Whom? - steps to phantasien

    WEB+DB Press が出てます(だいぶ前に). 前回はあまりに内容がおっさんすぎたと反省し, 今回は若者ぶって JavaScript のビューレイヤの話を書いてみました. MVC 用語の定義を気にするのもいいけどもうちょっと細かい所に目を向けても面白いですよ, という話のつもりです. しかし最近は JS もおっさん言語であるという指摘をうけ二週遅れな自分を痛感… おっさん的な話であるところの連載第一回 Hackability vs. Hackiness はオンラインで読めるようになっていました. お暇のある方はご覧ください. 以下あんまし関係ない話: Hackability 紛争 先の連載記事にも書いたとおり, WebKitプロジェクト目標の一つとして hackability を挙げている. 私が hackability の有無を気にし始めたのもこれを見て以来のことだ. Hack

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    atsushifx 2012/07/24
  • 炭坑の庭師 - steps to phantasien

    Chromium と WebKit は二つの独立したプロジェクトだ。 ソースツリーはそれぞれ別で、そこにはインテグレーションの苦労がある。 WebKit 以外にも V8 や Skia など Chromium が依存している外部のプロジェクトは山ほどあるけれど, WebKit とは特にぴったりくっついている。 そのぶん二つの足並みをあわせる手間も際立つ。 以前、書籍 ”アジャイル開発の質とスケールアップ” で リリーストレイン という大規模プロジェクトのインテグレーション手法を読んだ。 プロジェクトの内部で一段細かい時限リリースを設け、そのタイミングでインテグレーションする方法。 内部リリースにあわせてプロジェクト同士が依存している相手のバージョンを上げ、 壊れたところをなおすわけ。 Chromium と WebKit もこまめに相手のバージョンを新しくする。 主たる依存の向きは Chro

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    atsushifx 2012/05/20
  • 殺伐荒野コーディング - steps to phantasien

    ある朝会社にいくと git.webkit.org がダウンしている。仕事にならない・・・。 意気消沈したが くだを巻く口実ができたとウェブをひやかしていた 少し距離をおいて日々の業務を見直すいい機会だと調べものをしていたところ ソーシャルコーディングの講演で使われたスライド が紹介されておりふんふんと眺めた。 ソーシャルコーディングというのは GitHub なんかで fork と pull request みたいな対話を通じ 友達百人できるかんじですすめる民主的で人類賛歌なソフトウェア開発のことを指す(と私はおおまかに理解した)。 たしかに GitHub で送った pull request が “Nice! Thanks!!” とかいって受け入れられるとうれしいよね。 プログラマやっててよかった気分になる。 私が仕事でやっているのはコミッタレビュアそれ以外の身分差別と中央集権型 SCM,

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    atsushifx 2012/02/20
  • タダ飯よりも素敵なものは - steps to phantasien

    GitHub co-founder の Tom Preston-Werner (以下もじょ先生) が お仕事のコードも大半はオープンソースにしたほうがいい という話を書いている。 (@higepon の tweet で知った。) 同じような主張は、ビジネスとしてのオープンソースが隆盛を極めた 2000 年前後にもみられた。 時は流れ、今はソフトウェアそのものよりはアプリケーションやサービスをウェブ越しに売る時代。 ハイテク企業の前線もコード自身からデータやユーザの時間といったコード以外の部分に少しづつ軸足を移しつつある。 そうした企業は十年前とは異なる文脈でコードをオープンソースにしはじめた… というだいたいの背景を踏まえつつ読むと、もじょ先生の話は感慨深い。 もじょ先生はスタートアップの founder/CTO らしい立場でオープンソースの利点を説いている。 私はスタートアップ勤務でもな

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    atsushifx 2011/11/27
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