2013年に設立後、わずか3年でフリマアプリ「メルカリ」は日米で3200万ダウンロード(日本:2500万、アメリカ:700万)を誇り、月間の流通額は100億円超にも達する。今年3月2日には第三者割当増資引き受けで86億円を調達するなど、スタートアップ企業で今最も注目を集める会社である。 メルカリのアプリは、誰でも簡単に利用できるのが特徴だ。スマホのカメラを使って商品を撮影して出展する。支払いもクレジットカード、コンビニ、ATMなど複数の決済手段がある。毎日10万点以上の商品がサイトに追加されていく。 メルカリのビジョンは「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」。 戦略の特徴は大きく2つある。1つ目は、「世界的な」というキーワードで、最初からグローバル志向で当初から世界で伍していけるビックピクチャーを描き、人材を集めるということ。USAの子会社は、創業後わずか1年で設立。日本