83年7月・・・ファミリーコンピュータという怪物が発売された日である。僕は小学校に入るか入らない かという時代である。当時、国内では、米国アタリ社の「アタリ2600」、エポック社「カセットビジョン」 セガ「SG−1000」など、14社におよぶ家庭内ゲーム機戦争が勃発していたのだが、一番 後から出たのが任天堂「ファミリーコンピュータ」であった。しかし、それから市場がどうなっていった のかは皆さんもご承知の通りで、ファミコンの一人勝ち時代・・・いわゆる「ファミコン黄金時代」に 突入していくのである。 では、なぜファミコンが一人勝ちしたのか?・・・そんなことわかってたら僕が作ってます! (当時小学生がなに言ってるか!)なんてのは冗談だが、それにはポイントが2つあったと思う。 それは、まず値段の安さだ。当時の家庭内ゲーム機の相場は3〜5万円程度で、どれもお年玉では かなりキツい値段であった。しかし