トルコ南部にある12,000年前の新石器時代の遺跡「ギョベクリ・テペ」に残された彫刻は、世界最古の「太陰太陽暦」である可能性があるそうだ。 イギリスの考古学者チームによれば、そこにある石柱に刻まれた彫刻の一部は、当時の人々が太陽や月のサイクルを観察していたことを示しているだけでなく、地球の環境を激変させた彗星の衝突の記録であるとも考えられるという。 この衝突は、その後の人類の生活様式を大きく変貌させ、農業の発達や文明の始まりへとつながる重要な出来事だったそうだ。 続きを読む
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スペインのバレンシアで錆びついた古い鉄剣が発見されたのは1994年のことだ。古代の墓に突き刺さった状態で発見されたことから、かのアーサー王伝説の剣にちなんで「エクスカリバー」と名づけられた。 しかし、この剣の年代や詳細を特定することはできずその後30年間、謎のままだった。だが最近の研究でついにその謎が解明された。 イベリア半島がイスラムの支配下にあった10世紀頃のものであることが判明したのだ。
11世紀につくられた天体観測機器「アストロラーベ」にアラビア語とヘブライ語両方の碑文が刻まれていることが新たに判明した。 このアストロラーベは、これまで発見されている中では最も古い希少なものの1つだ。 その遺物がイスラム教徒、ユダヤ人、キリスト教徒といった異宗教の人々に、何世紀にもわたって受け継がれ、翻訳、修正がなされていたことがこのたび初めてわかったのだ。 宗教や文化の違いをものともせず、科学的事実を追い求め共有していた当時の人々の姿が目に浮かぶような発見だ。
スペイン北部で興味深い遺物が発見された。それは2000年以上前の鉄器時代に遡る青銅でできた平たい手の形をしていて、上部には古代文字が刻まれていた。 この文字は、ヨーロッパ、イベリア半島で5000年以上前に話され、ほぼ消滅したとされている古代バスク語族のバスク文字であるる可能性が高いという。
2016年に発見された小惑星「カモオアレワ」は、地球を公転しているように見えることとから「準衛星」の1つとされている。 いったいカモオアレワの正体は何なのか?最新のシミュレーションによると、カモオアレワは隕石の衝突で吹き飛ばされた月の破片で、そのまま軌道に乗ったため、準衛星となった可能性があるという。 広告 地球の衛星は、「月」だけだ。だが、そのほかにいくつかの「準衛星(擬似衛星)」が存在する。その1つがカモオアレワ(2016 HO3)だ。 その化学組成が月にそっくりであることから、この準衛星はもともと月の一部だったのではないかという仮説は以前から存在した。 最新の研究ではこの仮説を裏付けることとなった。隕石の衝突で月からはじき飛ばされた破片が、軌道に乗り、地球の準衛星になる可能性が本当にあることがシミュレーションによって確かめられたからだ。 これまで地球近傍小惑星の起源は、火星の軌道のさ
人類が生活しているこの世界はコンピューターの中に作られたシミュレーションであるとする仮説がある この「シミュレーション仮説」を立証するために様々な研究が行われているが、少なくともイギリス、ポーツマス大学の物理学者は、彼が発見した新しい物理法則がこの仮説の正しさを裏付けていると主張している。 彼によれば、情報はエネルギーや質量と等価であり、この宇宙を構成する基本的な構成単位なのだという。 最新の論文では、こうした仮説を物理学や宇宙論の中で検証し、その正しさが裏付けられたとしている。
無限に広がる暗黒の宇宙空間の中、たった一機でがんばってくれている宇宙探査機にはどうしても感情移入せずにはいられない。 宇宙に旅立ってから約46年、現在も太陽系をはるかに超え、199億km離れた恒星間空間にいるボイジャー2号もそんな探査機の1つだ。 先日、NASAのコマンド送信ミスで、アンテナの向きがずれ、消息を絶ったボイジャー2号だが、それでもかすかな信号を送ってくれたことで、生存を確認することができた。 そしてついに、NASAが最大限に出力を上げ「おーい!こっちだぞ〜」と、 ボイジャー2号に呼びかけたところ、「きこえた!そっちだね」と、37時間後に返事が届いた。通信を再確立することに成功したのだ。
カラカラに乾燥した砂漠であってすら、その大気中にはわずかに湿気が含まれている。 マサチューセッツ工科大学(MIT)で開発された新素材は、そうした湿気を集めて、きれいな飲み水にすることができるという。 この新素材は、いわば超強力な乾燥剤と紙オムツのコラボのようなもの。なので低コストで作ることができ、それでいて高性能だ。 空気から水を集めるので、汚染の恐れがある川や地下水よりも安全である可能性もある。 雨が乏しく飲料水の確保が難しい乾燥地域にとってはとても大切な、大きな可能性を秘めた発明であるそうだ。
2008年、スペイン南部で5000年前(銅器時代)の墓が発見され、そこから古い遺骨のほか、水晶の短剣や象牙細工などさまざまな埋葬品が発見された。 当時、あまりの豪華さから男性の権力者の墓だろうと考えられていたが、最新の遺伝子技術で分析したところ、埋葬されていたのは女性であることが判明したそうだ。 これによりこの遺骨の呼び名は「象牙の商人」から「象牙の婦人」へと変更されたが、この女性の生涯については、ほとんどわかっていない。 だが、王や女王以前に存在したリーダーが女性だったという今回の発見は、古代の権力者が性別にとらわれず、個人の資質や能力、業績、人格に基づいていたことを示す、新たな証拠になるという。
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